18話 * ページ19
焦凍と子猫の可愛すぎるツーショット取り付くして満足したので、漸く夕食を食べ始める。子猫にも、お皿にご飯を載っけて目の前に置いてあげるとガツガツ食べ始めた。
食べ終わったらしく毛ずくろいを始めたので、私も急いで食べて、お風呂に連れていく。家にあげる前に一通り体は拭いてあげたけど、やっぱり綺麗にしてあげたいのだ。
｢怖くないからね〜だいじょうぶだよ｣
最初は水にビクビクしていたけれど、少しずつ慣れてきたのか今はみゃー、と可愛く鳴いている。
｢わっ！きみそんなに綺麗だったの！｣
洗い終わってタオルで綺麗に拭いてあげると、真っ白な毛に一部ミルクティーみたいな優しい茶色を含んだ毛並みが現れた。始めて見た時は汚れて黒くなっていたから、少し驚きだ。
これは乾かしたらもっと綺麗になるんじゃない？そう思い、ワクワクでドライヤーを手に持つ。
乾かし終わると、照明に照らされて子猫の毛はキラキラと輝いていた。これは焦凍に見せるしかない。
｢焦凍ーー！！見てーー！！｣
｢ん？なんだ？｣
｢あ、食器洗いありがと｣
子猫を抱き上げて、洗面所からリビングへかけ出す。リビングに着くと、食器洗いをしてくれていたらしく手を拭いてこちらに来てくれる焦凍。
｢見て！この子こんなに綺麗だったの！｣
｢.....おぉ、結構変わるな｣
｢でしょ！｣
｢佑月は風呂入ってないのか？｣
｢あ、忘れてた｣
子猫の綺麗な毛並みの感動を共有して、頬をにまにまさせていると、お風呂に入ってないことを指された。
いつの間にか私の手からすり抜けて床に降りていて、コロコロと転がっている。かわいい！！
｢あ〜かわい〜ほんとに飼っちゃいたい｣
｢そうだな｣
｢こんなに懐いてくれてるんだからもう離したくない｣
｢そういえば最初から警戒してなかったよな｣
｢人見知りしない子なんだよ、私限定で｣
｢それは違ぇ｣
｢あ、この子って男の子か女の子かどっちなんだろ....?｣
ふと思った疑問を口にすると、床で寝転んでいた子猫を抱き上げる焦凍。そして、頭の上に掲げてお腹を覗き込む。
｢..............................男だ｣
｢、、、あ、はい｣
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ミルフィーユ - 終わりなんですか...？悲しいですが、すっごくほっこりするお話でした。 (2020年7月3日 19時) (
レス) id: 9176ab7d5f (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - りるるさん» コメントありがとうございます！大変励みになります...！頑張ります！ (2020年6月1日 2時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
りるる(プロフ) - 尊い(*´∇｀*)応援してます！！ (2020年5月31日 23時) (レス) id: 335947b1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるじゃん | 作成日時：2020年4月17日 0時
