12話 * ページ13
服が敗れてどうしようと困っていると、爆豪くんに上の体操服を投げられる。突然の事に困惑して固まっていると、｢早く着ろ！｣と怒られる。
急いで着ると、ぶかぶかで手が出ない。爆豪くんのらしく、彼は上を脱いで黒いタンクトップのシャツ1枚だ。
なんか申し訳ないけど、ありがとうと声をかけて、とりあえず先生の所へ向かおうと考えた。
｢.....爆豪くん、怖い顔してめっちゃいい匂いするね｣
｢ハァ！？｣
｢なんの洗剤使ってる？いや、これ爆豪くんの匂い？｣
着たときに香った香りはめちゃめちゃいい匂いで、爆豪くんのものかと疑う。
顔はカタギじゃないのに、めっちゃ匂い優しいじゃん....
思ったことをそのまま爆豪くんに言うと、怒った様子で顔の前で爆破された。まだボムボムと軽く爆破していて、眉間にシワがより、眉毛はピクピクしている。
｢なんで爆破するの？私は褒めただけじゃん！｣
｢アァ？！舐めた口聞いてんじゃねェ！！｣
｢ちょっ、危ない！また体操服敗れる！｣
｢(佐伯さんもかっちゃんと張り合うなんて凄いなぁ.....)｣
爆豪くんどうにか宥めて、相澤先生の所へ向かう。途中で透ちゃんや三奈ちゃんに体操服の事に着いて冷やかされたり。｢俺も破れてるところ見たかった...!｣と言った峰田が梅雨ちゃんに縛り上げられたり。
｢相澤先生、爆発に巻き込まれました。｣
｢....お前がボーッとしてたからだろ｣
｢...いやあれは周りを見てない爆豪くんが悪いです。｣
｢あ？お前、眠そうにデカい欠伸してたじゃねぇか｣
｢...げ、｣
｢げ、じゃねぇ。ちゃんと訓練しろ｣
｢すみません...｣
先生だってよく寝てるじゃん、なんて思ったけど怒られるので口を噤む。
｢さっさと保健室行ってこい｣と、頭にポンと優しく手を置かれて、下を向いていた顔をあげる。
やっぱり相澤先生は優しい。これはモテる男だ。
あーあ体操服、なんて思いながら保健室向かおうと体育館内の出口に向かうと、個性で練習している焦凍に出会う。
｢どうしたんだ、その傷？｣
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ミルフィーユ - 終わりなんですか...？悲しいですが、すっごくほっこりするお話でした。 (2020年7月3日 19時) (
レス) id: 9176ab7d5f (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - りるるさん» コメントありがとうございます！大変励みになります...！頑張ります！ (2020年6月1日 2時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
りるる(プロフ) - 尊い(*´∇｀*)応援してます！！ (2020年5月31日 23時) (レス) id: 335947b1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるじゃん | 作成日時：2020年4月17日 0時
