72 〃 ページ26
『？…
白布「…あ”〜………わかる？」
川西「わかる」
ふたりで顔を見合わせて頷く。
てか痛い。ほっぺた挟まれたままなんだけど。
やっと離してくれたと思ったら、すぐ顔を両手で覆って「しんどい」って言う。
え、体調悪いならはやく言ってよおばか…
川西「こいつ限界みたいなんで、失礼します」
たいちが長いため息を吐くけんじろの襟首を掴んで、部屋に引きずり込んだ。
んえ、ツッコミたいとこいっぱいあったけど大丈夫かな。
…すると数秒後、再びドアが開いて、
五色「風呂の時間までやってきます！」
って声と共に、元気の良い子が飛び出してきた。
見たことある気もするけど、一年スタメンだよね。
思ってたら、向こうは俺がいることに気づいてなかったみたいで。
俺にぶつかるギリギリで急ブレーキをかけて、大きく仰け反った。
五色「！？あああアカネ、さん、先輩！？」
『…？なんて名前？1年生？』
五色「あっおっ俺は五色です！…白鳥沢のエースになる男です！！」
…？え、なにこの子めっちゃかわいい。
かわいい。
…………かわいい。
瀬見「おい工、自主練今日はやめとけ。明日からにしろって」
開きっぱなしのドアから上裸の英太が顔を覗かせた。
俺に気づいて「よっ」と手ェ振ってくる。
…へぇ、この子つとむって言うんだ？かわいい。
初日の夜から自主練行くんだ、かわいい。
『…俺も今暇だから付き合おっか？』
五色「良いんですか！？」
…あ”ー……かわいい。
良いに決まってるでしょ、俺つとむのためなら何でもしちゃう。初対面だけど。
瀬見「…いや、お前また倒れるぞ」
うるさい英太ママ。
俺は行くんだ決めたんだ…！
『やだ。行く』
瀬見「ダメだ寝ろ」
『む…そこどいて』
瀬見「嫌だ退かねえ。風呂入って寝ろ」
『……じゃあ窓から行くもん。つとむおいで』
五色「へ、」
俺はつとむの手を引いて、開いてた窓から下に飛び降りた。
向こうの棟から及川の奇声が聞こえて首をかしげつつ、つとむを見ると涙目で叫んでいる。
あーあ。叫ぶと舌噛むのに。
『着地できる？できるよね？あそこの屋根だよわかる？』
五色「空中でしゃべらないでくださっぎゃあああああ！？」
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蟹江(プロフ) - 素敵帽子さん» 笑ってもらえてうれしいです(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2020年9月2日 18時) (
レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子 - 正論パンチ増量サービス★てｗｗｗ (2020年9月2日 14時) (レス) id: 81daf2c1b6 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - しゅがー。さん» 一ヶ月で…つき、の、ひかり…？？？なんか高度な曲であることは分かった…！一応奏者の父に聞いたら「へえ( ﾟДﾟ)すごいね」ですって(笑)私は今はやってませんけどそういう話を聞くの好きです！また教えて下さいね(^^) (2020年7月21日 19時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
しゅがー。(プロフ) - フルートやってるんですね！初めて一ヶ月ですが月の光やってます！high high Gまで頑張りましたが半音階足りない… (2020年7月20日 21時) (レス) id: 90a33f4857 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - どうぞ調子に乗ってください！ (2020年7月12日 12時) (レス) id: 1ca0293e4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟹江 | 作成日時：2020年6月3日 20時
