【HQ】続・俺らのマネが悪女のターゲットにされたので全力で潰す。【男主】

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え。



…茜サンが、いじめられてる？

どゆこと？ほんとに？誰がそんなこと。


聞きたいことがありすぎて口をパクパクさせてると、




赤葦「月島に聞いた」




だって。

月島なら、赤葦が信じるのも無理はない…と、思う。








『だ……誰に？百瀬さん？』




赤葦「まさか。メンバー全員にだって話だよ」




『…嘘でしょ？だって及川サンと茜サン、凄く仲良かった…』






おれらしくもなくしつこく問い続ければ、


月島が、登下校ですれ違った青城生が

“男バレが茜をいじめてたらしい”、“監督もコーチも隠蔽してる”

と噂しているのを何度も聞いたそうだ。


でも、そんなの嘘かもしれないでしょ…








『…！………げっ』







百瀬「っ、ふ………っ、ふぇ……」






なんかわざとらしいほど甘ったるくてか細い声が聞こえたと思ったら、ポロポロと涙をこぼしながら百瀬さんが歩いてきた。





山本「どっ、どうしたのどか！」



夜久「…はあ！？青城のやつらに無視された…！？」








赤葦「あいつら女マネまでいじめてんのかよ…！」




怒りか呆れかわからない表情をする赤葦に、無意識に首を横に振っていた。





入る前は真顔だったはずなのに何で急に泣き出したのかわからないけど、ドリンクの件もあるし、

茜サンがいじめられてるとすれば百瀬さんにだと思う。







丁度次のゲームは青葉城西とだったので、

さっきのことで怒る虎と夜久くんと、その視線の先にいる及川サンたちを観察した。



及川サンは烏野のメガネかけたマネージャーに声をかけ、悉く無視されていた。
時々「Aちゃんが足りない…Aーーー！」「ウルセェボケ川！」と会話してるとこからは、とてもいじめをするようには見えなかった。

それは他の人も同様で。






結局最後までそれと言った証拠は見つからず、
百瀬さん疑惑は深まるばかり。
百瀬さんを全然疑わないみんなにイライラさえ沸いてきた。









＿そしてそのまま、夜になった。







コンコン



皆でなんとなく今日の振り返りっぽいことをしてたら、部屋のドアがノックされた。

続いて、「入るよー！」と明るい声が聞こえる。




及川「次、音駒が風呂ね〜」




首にタオルをかけて、髪の毛が水の重みで少し垂れた及川サンが言う。

人数が多くて混乱するから、学校ごとに時間を決めて入ることにしたみたい。


おれたちの次はあと4校も残ってるから、時間が短い。皆が急いで準備し出した。

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