66 孤爪side ページ20
夜久「？あれ？のどか、これ稲荷崎のボトルだぞ？」
百瀬「…あっ！間違えたわぁ〜。てへっ？」
灰羽「こんなデッカく書いてあるのに間違えるって凄いですね！」
黒尾「こらやめなさいリエー………ブフw」
百瀬「もぉ黒尾さん〜///」
壁際に座って俯いてると、そんな声が聞こえてくる。
もう3試合もやったのになんでそんなに元気なの…
百瀬「あっ、研磨くんどうしたん〜？だいじょうぶ？ドリンクどーぞ！」
百瀬さんが顔を覗いてくる。
すっごく甘いにおいがする、香水かな…頭がくらくらする。
はいドリンク、と差し出してきたので受けとると、百瀬さんの持つカゴが目に入った。
おっきく“稲荷崎”って書いてある。
そういえばさっきアカネって人が作ったやつ強奪してたの見た。
…飲みたくない。
百瀬「飲まへんの？なんで座ってるんや？心配やで…？」
裏であんな性格悪そうな感じなのに皆に媚びてる？の、なんか嫌…おれに構わないでほしいんだけど。
うち、マネージャーがいないから、仕事はみんなで分担してるんだけど。
百瀬さんが「わたしがやるから大丈夫やよ」とか言ったから任せたのに、ドリンクは人が作ったやつ取るし記録のノートには“かっこいい”しか書いてない。
そんなので喜ぶほどおれたちは単純じゃない………って思っても、夜久くんとか虎は満更でもない顔してるし。
いらいらする…スマホ部屋に置いてきちゃったし、
ちょっと頭痛いし。
なんとなくふらふらするなぁって思ってて、それにクロが気付いてここで休ませてくれてるんだけど、さっきからしつこく話しかけてくるせいで休めない。
百瀬「あっ、及川せんぱいだ！」
さみしかったです〜っ！って廊下を通る青城の主将を追いかけて、体育館を出ていってしまった百瀬さん。
嘘でしょ？どんだけ非常識なの…
…まあいいや。静かになったし。
『…ふぅ…』
ボールのカゴの陰に隠れて、ギュッと目を瞑って丸めた膝に顔を埋める。
こんな気持ち悪いのいつぶりだろ。もうちょっと早くドリンク持ってきて欲しかった…
「「「お願いしアーす！」」」
…梟谷との練習試合。
ピーッと雀田サンが鳴らした笛を合図に始まった。
おれの代わりにリエーフが入りたいと騒いでやってみたものの、ごちゃごちゃになってるみたいだ。
＿そのままずーっとじっとしてたら、誰かがおれの隣に座った。
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蟹江(プロフ) - 素敵帽子さん» 笑ってもらえてうれしいです(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2020年9月2日 18時) (
レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子 - 正論パンチ増量サービス★てｗｗｗ (2020年9月2日 14時) (レス) id: 81daf2c1b6 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - しゅがー。さん» 一ヶ月で…つき、の、ひかり…？？？なんか高度な曲であることは分かった…！一応奏者の父に聞いたら「へえ( ﾟДﾟ)すごいね」ですって(笑)私は今はやってませんけどそういう話を聞くの好きです！また教えて下さいね(^^) (2020年7月21日 19時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
しゅがー。(プロフ) - フルートやってるんですね！初めて一ヶ月ですが月の光やってます！high high Gまで頑張りましたが半音階足りない… (2020年7月20日 21時) (レス) id: 90a33f4857 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - どうぞ調子に乗ってください！ (2020年7月12日 12時) (レス) id: 1ca0293e4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟹江 | 作成日時：2020年6月3日 20時
