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芝山side
寝惚けた頭で校舎に入ってきてしまって、僕は今激しく後悔している。
そういえば昨日、中也さんが「死にたくなければ体育館から出るな」って云ってた。
今回合宿所じゃなくて校舎に泊まったのは、
僕たちが人質だから？
よ、よくわかんないけど、部屋には着いたし大丈夫だ。早くタオル持って戻んないと…
『っひ………え？』
不意に、誰かの視線を感じた。
部屋の扉は閉めた。開いた音はしなかった。部屋をぐるりと見渡しても、誰もいない。
よし、大丈夫。
…安心したのもつかの間。
『っわああ！？まっ、て、嘘』
首筋に、誰かの息がかかった。
いよいよ怖くなってきた。だって、研磨さんが昨日透明人間がどうとか云ってた。もしそれが、本当だったら…
部屋から逃げ出そうにも、足がすくんで動かない。
その時、ヒュッと何かが空を切る音がして、
僕はびっくりして体を縮めた。
首に何かがかすった。
トスッ
…背後で何かの音がした。
おそるおそる振り向けば、僕の頭があった位置の壁に何か刺さっている。
見覚えがある、あの針。
敦さんと鏡花さんの首に刺さってた、麻酔針のようなもの。
え、で、今、それが僕の方に飛んできたってことは…
ゆっくりと何かがかすった首に手をやると、
ぬるっと生暖かい液体。
手についたのは、赤だった。
『……っ…！』
恐ろしさから声も出なかった。
…もう、爆弾魔とかマフィアとか人質とか、ほんとにやめてほしい。嘘だったら嘘って言ってほしい。
死にたくない。
…まだ、みんなと一緒にバレーやりたい。
僕は歩いていないのに、床がギシッと音を鳴らした。
…何かが近づいてくる。
僕は固く瞼を閉じた＿
敦「芝山君！！」
『っえ、あ、つしさん』
敦さんが扉を乱暴に開けて入ってきて、
僕の目の前の空間を思い切り蹴った。
「っぐう…！、」
何もないところから低い唸り声がして驚いた。自分の心臓の音が耳に響く。
敦さんは暴れる”何か“を無理やり押さえるような動きをして、叫んだ。
敦「太宰さん！！！」
太宰「はい。敦くんお疲れ〜」
いつの間にか僕の後ろにいた太宰さんが、敦さんの抑える”何か“に手を触れた。
『…ひゅ…っ！』
僕の喉が変な音を鳴らした。
太宰さんが触れたところに、何もなかった筈なのに
突然うずくまる大きな男の人が現れた。
太宰「君が、爆弾魔だね？」
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蟹江(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます(o；д；)oｳﾜｧｱ((深夜で頭沸いてますゴメンナサイ (2020年8月25日 0時) (
レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
あまね - 完結おめでとうございます(遅い)！この作品文ストの中で一番好きです！！しかもハイキューとのクロスオーバー……面白かったです！！こんな素敵な作品をありがとうございました！ (2020年8月24日 21時) (レス) id: 138e71a309 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - 花蓮さん» 最後まで読んでくださりありがとうございましたo(*⌒―⌒*)o続編は…無理そうかもです(´ﾍ｀；)稲荷崎方言だからニガテ… (2020年7月24日 15時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 完結おめでとうございます！！！ずっとこの作品を読むのを毎日の楽しみにしていたので、寂しい気もしますが、嬉しいです。稲荷崎の続編も蟹江さんが良かったら、是非書いて頂きたいです！！これからも更新応援してます。 (2020年7月24日 13時) (レス) id: 65f516d7e9 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - 鏡月夜紅さん» かけもち作品減らそうと思って無理矢理終わらせましたすみません( ノД`)…続編も書きたいけど余裕がない！気が向いたらまたクロスオーバー書きたいと思ってます(°▽°) (2020年7月19日 11時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟹江 | 作成日時：2020年4月21日 1時
