尋問と目撃者 ページ18
合同合宿三日目＿朝
Aside
私と中也さんは今日で二徹したことになる。
爆弾魔の存在を確認した以上、
何せ同じ建物に居るのだ。いつ襲われてもおかしくはない。
中也さんと敦さんと太宰は、各チームに混じって朝食を取っている。
1学校につき1人、強力な護衛が居る。取り敢えず向こうは安心だ。
…私は今音駒部屋におりまして、
昨日ベランダに干しておいたビブスを取り込んでいるところです。
天井に潜んだ痕跡がないか、等をさりげなく見て警戒していると、
＜ひぃーーーっ！！！
早速向こうの部屋から大きな悲鳴が。
光の速さで部屋を飛び出し、悲鳴の聞こえた
烏野部屋の扉を乱暴に押し開けて入った。
『どうされました！』
部屋の中央で腰を抜かしていたのは、マネージャーの谷地仁花さん。
震える指で彼女が指さした先にはミーティング用のホワイトボード。
不気味な赤黒い液体で、何やら文字が書かれている。
『？…ちゅ、こくハ、きき、れられなカった
“忠告は聞き入れられなかった”…？』
声に出して読むと、谷地さんが失神しかける。
「ひ、ひえええぇぇ血、絶対血だぁ…！」
『ん、裏にも何か＿…っ！』
ホワイトボードを裏返して、恐れていた最悪のワードを目にする。
即行で谷地さんの目を塞ぎ、黙読する。
『…(“ここから先は、お前達の行動に懸かっている。邪魔をすれば
あからさまな脅迫である。
ゆっくりとホワイトボードを表返して、谷地の視界を解放した。
谷地さんが血だ、と騒ぐ赤黒い液体を指で取り、ちろっと舐める。
安っぽい血糊の味。本物の血液ではないという事実に、ひとまず安堵した。
「血…！血ですかそうですよねアリガトウゴザイマス！！！」
…取り敢えず、騒がしいこの子を黙らせなければ。騒ぎが大きくなっては元も子もない。
再び悲鳴をあげようと開いた口を塞いで、床に組み敷いた。
谷地「ん”んんん！！！」
『…ぐっ！』
…と同時に、背中を思い切り蹴られた。並の人間の力ではない。
「女子に手ェ出すなよA」
中也さんだ。
…“手を出す”とは、人聞きの悪い。まるで私が盛った雄獣の様ではないか。
彼は私の腕の中から谷地さんを引っ張り出して、彼女に向かってにっこりと笑った。
中也「谷っちゃんよォ、
おたくのセンセー、今何処に居るかわかるか？」
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蟹江(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます(o；д；)oｳﾜｧｱ((深夜で頭沸いてますゴメンナサイ (2020年8月25日 0時) (
レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
あまね - 完結おめでとうございます(遅い)！この作品文ストの中で一番好きです！！しかもハイキューとのクロスオーバー……面白かったです！！こんな素敵な作品をありがとうございました！ (2020年8月24日 21時) (レス) id: 138e71a309 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - 花蓮さん» 最後まで読んでくださりありがとうございましたo(*⌒―⌒*)o続編は…無理そうかもです(´ﾍ｀；)稲荷崎方言だからニガテ… (2020年7月24日 15時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 完結おめでとうございます！！！ずっとこの作品を読むのを毎日の楽しみにしていたので、寂しい気もしますが、嬉しいです。稲荷崎の続編も蟹江さんが良かったら、是非書いて頂きたいです！！これからも更新応援してます。 (2020年7月24日 13時) (レス) id: 65f516d7e9 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - 鏡月夜紅さん» かけもち作品減らそうと思って無理矢理終わらせましたすみません( ノД`)…続編も書きたいけど余裕がない！気が向いたらまたクロスオーバー書きたいと思ってます(°▽°) (2020年7月19日 11時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟹江 | 作成日時：2020年4月21日 1時
