rainbow box ！ 7th

距離感 （虹） ページ1

照史








重岡「 んじゃ、おつかれ」




濱田「 おー、おつかれ」






急いでなさそうやのに足早に楽屋を出ていったしげを、
淳太くんが目でおってる。笑





桐山「 気にしてるやん。笑」



中間「 あいつ、距離感バカよな。」



桐山「 いきなり？笑」







ここ最近、ずっと個人の仕事で忙しかったしげ。



番組とかで会うけどそれだけで、
忙しいからプライベートもわからんくて。





それが一旦落ち着いて、
グループの仕事の割合も多くなってきたんやけど、

なんだか変わらず、しげはそっけない。









中間「 やって普段アホみたいにくっついてくる癖に、
ちょっと会わんかったらこうやで？めんどくさいわ」




桐山「 そのめんどくさいのが、しげやん」






たまにあることやし、
いつの間にか戻るやろうと思っとったけど、





今回はちょっと長いというか、
しげ自身、くすぶってるというか。






別に気まずいわけではないし、

普通に話すけどよそよそしいというか、



むしろ適切な距離感とられているというか。笑









小瀧「 照史〜、またしげが心に鍵かけとる。」



桐山「 はぁ？また？開けよか？」



重岡「 え、やめてやめて。勝手に開けんで 笑」







翌日の現場でも、
ひとり輪から外れてぼーっとしとるしげを望がからかうと、


やめてーって胸の前に手をあてて笑う。






ふざける余裕もあるにはある。

でもなんか持続せんし、上辺だけっていうか。






個人仕事でなんかあったんかな？

どうしたもんかなと思って、少したった頃。









小瀧「 え、しげ休み？」




しげが、体調不良で仕事を休んだ。





桐山「 まじか、なんかそういうのも久しぶりやな」


中間「 あ、俺らも延期なん？」





神山「 … …押しかけちゃう？」



もんちがニヤっと笑う。



小瀧「 ぜーったい、嫌な顔すんで」


濱田「 まぁ、ええんやない、たまには」


中間「 ほんま手のかかるやつ」


藤井「 え、まじでみんな行くん」





思いがけず仕事が延期になった俺らは、
まさかの全員一致でしげんち行く方向に。


絶対嫌がられんのが目に見えとっておもろいけど、
うん、確かにチャンスかもしらん。







桐山「 よし、じゃあ とことん甘えさせたろか。」

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