ふわふわ ** ページ7
大毅
やっと、やっとオフ。
自分でも相当きてるな、って思うくらいには疲れてて 、
でも寝るとかやないねん、
いまの俺に必要なのははまちゃんやねん。笑
かなり強引にアポとって、きっと遊ばん方がって思ってるであろうはまちゃんを振り切って、やっと明日 。
昼すぎやから10:00くらいに起きて 、そうすりゃ余裕やろ。
なんて思ってたのがアホやった 。
重岡「 … 、っ ぉえ 、ケホッ」
まだ日が昇るまえに目が覚めたとおもったら、
もう目がありえへんくらいに回る、回る 。
起き上がれへんからずっと耐えとったんやけど、
自分の視界に酔って 、頭痛も酷くなってきて 、
頭痛が吐き気になるのも時間の問題だった。
トイレの床が冷たくて 、体の芯が冷える。
重岡「 ぇほっ、 … っ、」
やばいかもしれない 。
ぐるぐる回る視界はだんだん色味がなくなって霞んできた 。
血の気が引いてく感覚に 、気持ち悪いのに頭をあげていられなくなる。
待って、めっちゃ心細いかも 。
はまちゃん 、12時過ぎんとこうへんよな、スマホも寝室やし…
ていうか、そもそもいま何時なんやろ
濱田「 …げ 、 しげ 、」
はまちゃんの声がする 。
重岡「 っ、… 」
濱田「 お！気ぃついた！ 大丈夫か？ 」
目を開けるとはまちゃんのどアップ。
はまちゃんや。
濱田「 良かったわ、既読もつかんし出てこうへんから部屋行ったら廊下でぶっ倒れてるんやもん 。もーーー 、焦ったぁ」
え、もう昼なん？
おれあれからどれくらい寝てたんやろ 。
濱田「 しげ？ まだ気分悪い？ 」
はまちゃんがまた心配そうな顔でのぞきこんでくる。
そりゃそうよな、なんか喋らな心配するよな。
重岡「 …… ん、 だい じょぶ 、」
そう思ってんけど、なんかうまく声が出えへん 。
濱田「 貧血よな、顔真っ青やもん 。リビングいこな。」
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作者名：こゆ | 作成日時：2018年3月20日 8時
