古市嫁の日常 ページ2
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結婚式から1日。
みんなが気を利かせて左京は結局二泊することになった。今日でその二泊三日も終わり。
そして今日から今までとは違うライフスタイルになる。
｢左京。はいこれ。今日もお仕事頑張って。いってらっしゃい｣
｢ああ。行ってくる｣
大学を卒業したのを機に、数年間住み続けたマンションを明け渡し、天鵞絨町へと引っ越した。
ちょうど左京の知り合いだか何だかの人が色々な事情で一軒家を売りに出すという事だったから買った。ちょっと町外れにあるという事と、売り主に色々と事情があるらしくて破格の値段だった。らしい。詳しいことは左京から聞かされてないから分からない。
そういう事で今はこの家から左京を見送っている。お昼ご飯の入った弁当を持たせて。
たまに学生組が遊びに来たりもする。
サボりは左京の教育方針で、“追い出せ。でなければ、俺に連絡しろ”とアタシの左京に言い付けられてる。だから、本当に極たまに来る程度。
やる事をやってから作りたい作品のデザインをのんびり考える。
デザインのアイディアはいくらあっても足りない。
気付いた時にはお昼時。
お昼ご飯は左京の弁当の余りを食べる。
左京も同じ物を食べてると思うと凄く嬉しい。
今日のおかずは卵焼きに、牛肉とごぼうのしぐれ煮、彩り野菜の和え物、切り干し大根。
食べた物を片付けて部屋を軽く掃除する。
いつ誰が来るか分からない。
これといってたくさんの物を買う事がないから簡素な部屋なんだけど。
でも、色味は大切にしてる。ダークブラウンにオレンジの如何にも秋をイメージした様に感じる部屋の中身。
心が落ち着く。
やることが無くなって、ふと昨日の事を思い出す。
アタシ達の結婚式。
父さんとおばあちゃんも珍しく日本に帰国していたし、左京の家族も来ていた。
左京のお母さんは本当に左京とそっくりでお母様と呼ばせてほしい。
ケンは始まってからずっと泣いてたけど、真澄に聴いたら結婚式が始まる前から泣いてたらしい。かわいい。
アタシにとってはケンも身内だから。
ケンはちょくちょく来るように言っている。
世間知らずな所があって、ご飯も一人で作れないから3人で食事を取ることも多々ある。コンビニ弁当ばっかり食べてたらしい。
ケンの分もお昼ご飯作れば良いのか。解決。
【左京。明日からケンのご飯も持って行って。今日もコンビニ弁当かカップラーメンだったでしょ？】
【ああ。分かった。】
弁当箱を買いに行こう。
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勘久朗 - 左京さんをパパにして至さんを弟にして真澄を彼氏にしたい。 (2019年11月15日 23時) (
レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
勘久朗 - ヤバイ･･･好き･･･吐血する･･･真澄も左京もかっこよすぎ･･･真澄も左京も純愛･･･嫁にしたい･･･てか至さんの世話したい･･･(通常運転) (2019年11月15日 23時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ｢解釈の一致｣ってこういう事なんだなって思いました。尊いおぶ尊い。最高です。そして秋組もかわいい。読んでて心がきゅんきゅんしました。ありがとうございます。 (2019年3月19日 3時) (レス) id: ee1f3c5304 (このIDを非表示/違反報告)
しゆにだ(プロフ) - あぁ、左京さんとこんな恋したい。パパほしい。ほんとに夢のようだった ありがとうございました！！これからも頑張ってください！ (2019年1月16日 21時) (レス) id: cc0fafd6d2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきゆき - 左京さんの優しさとかっこよさ、満開カンパニーのみんなの優しさが伝わってくる小説でした！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年11月28日 1時) (レス) id: 07636e0f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡椒 | 作成日時：2018年4月22日 1時
