# これはデートです! ページ5
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side / sota
最近流行ってるのかみんな誕生日デートをしだしてる。
あじとか平塚は俺はいいって言ってたけど
心の中では遊びたいとか思ってるんだもうなぁーって思ったり。
『シートベルトしてくださいね』
颯「だから子供じゃないの俺。言われなくてもできる」
『あなたも私もまだ未成年です』
Aはいつも俺を子供扱いする。
でもそれは年下だから仕方ないのかって思うけど
俺も湧とか平塚みたいにAを助手席に乗せて車を走らせたい。
だってかっこいいじゃん。
『今日のお出かけはどこ行くの?』
颯「デートね」
『変わらないよ笑』
颯「デートなの!」
『わかった笑 デートね』
でも何回も言うようだけどAにこんなワガママ言えるのは俺だけなんだよね。
俺の特権ってやつ。
いくらベタベタしても颯太だからって許される。
それが良いのか悪いかって言われたら良くは無いと思うけどAに触れれない人よりかは上だからいい。
『颯太どこ行くの?』
颯「プラネタリウム」
『お洒落だね』
颯「チケット取ってあるから行こ?」
『....すごい18歳になって大人の男になったね』
颯「早く車出して」
はやくなんて言ってるけど
大人の男って言われて内心嬉しい。
だって、ね?
それってAが俺の事男としてみてるってことでしょ。
ちょっとでもかっこいいって思って貰えたら俺はそれでいいって思っちゃう。
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作者名:あざらし | 作成日時:2021年3月7日 9時