我らの最終兵器女忍者４ (ページ35)

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「俺諦めないよ小鳥遊のことまじで好き」

『ごめん、本当に付き合えない』

「俺なら幸せにできるよ」

高校1年生の時、同級生の男の子に告白された。

もちろん湧もひらつも知ってる人だし

告白されたことも言えずにいた。

初めは仲良くてただの男友達だった彼の恋心に気づいてからはいつも通り接することも出来ないし

すこしだけ距離を置くようになった。

そしたら電話の嵐。メールの嵐。

そんな私に1番に気づいてくれたのは颯太で、

何も言わずにそばにいてくれた。

『そうた....』

颯「どうした？」

『ｸﾞｽｯ...』

溜まってたものがどんどん溢れ出してきて

泣き出した私に颯太はどうしたの？って抱きしめてくれた。

『もう、やだ...』

颯「湧に言ったの....？」

『言ってない....』

颯「そっか...」

あの日からだろうか。

颯太が私に抱きついてくる力は強くなって会う度に抱きついてくる。

『颯太力強くなったね』

颯「あの時とは違うもん」

『そうだね』

颯「俺成長したよ。Aが泣いてる時見てるだけしか出来なかったけど今は慰めれる！」

『ちょっと頼りないけどね笑』

颯「またそれ言う！」

決して最高に男らしいとは言えない。

でも、颯太が放つ優しい雰囲気に私はいつも救われてる。

なんだかんだ私のヒーローは颯太なのかもしれない。

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