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# 一日だけ彼女になってほしい ページ13

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side / kuroda





『誕生日プレゼント?』


黒「そう、俺の彼女になって一日だけ」





湧が誕生日にAと誕生日デート行ったのがちょっぴり羨ましくて


誕生日プレゼント欲しいと言えば

もう買ってあるよってまさかの返答。





黒「俺も誕生日デートしたい」


『いやいいけど....黒ちゃん学校あるでしょ』





Aにそう言われスマホのカレンダーを見れば

1月20日(水)と表示されていた。





黒「学校終わったあとは?」


『黒ちゃん大変じゃない?』


黒「Aとのデートならそんなの関係ない!」





俺がお願いお願い!と強請ればわかったよと微笑んでくれた。


学校が終わったあと急いで教室を出れば校門から少し離れたところにAの車を発見。

窓をコンコンと叩けば視線がスマホにあったAは俺の方を向いて笑ってれる。


やっぱ俺その笑顔好きだなぁって思いながらも荷物を後ろに乗せて

車の助手席に座る。





『お疲れ様』


黒「ありがとう」


『シートベルトしてくださいね』





車を運転してるAの横顔はいつものふざけた顔じゃなくて

ちょっと緊張気味の顔をするから思わず手が出そうになるけど


事故に繋がりそうだからその手を抑える。





『人の命預かるって緊張する』


黒「緊張してるんだろうなぁってつたわるよ。顔に出てるから」






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作者名:あざらし | 作成日時:2021年1月5日 20時

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