第5話 ページ7
『っくしゅ…』
シロナ｢そう言えば…随分と軽装じゃない!風邪ひいちゃうわ｣
『あ､いえがすぐちかくにあるから…』
シロナ｢そうだったの､それなら家まで一緒に行くわ…流石に貴方1人でこの森を抜けるのは不安だから｣
『あ､ありがとうございます…』
2人はAの屋敷へと歩みを進める
シロナ｢そうそう､貴方のそのポケモン…シンオウでは見たことないわ｣
『そうなんですか…?』
シロナ｢えぇ､名前はなんて言うの?｣
『メッソンです…たしか､みずタイプだったかな』
シロナ｢へぇ､メッソンっていうの!よろしくね､あたしはシロナ｣
｢メッソ!｣
シロナが撫でるとメッソンは嬉しそうに鳴いた
シロナ｢けど､貴方がラルのひとでしょ?どうしてシンオウに?｣
『おとうさまのおしごとで…いまはシンオウにきていたんです』
シロナ｢やっぱり観光な訳ないか…じゃあ､シンオウでのポケモンは見たことないの?｣
シロナの問いにこくりと頷く
それを見たシロナはニコリと笑ってモンスターボールを取り出す
『?』
シロナ｢じゃああたしが紹介してあげるわ｣
『え?』
シロナ｢流石に全部は見せることは出来ないけれど…でもこの子なら十分いいと思うわ｣
『?』
シュッと華麗なフォームでボールを投げると出てきたのはシロナよりも大きい紺色のポケモンだった
目付きは鋭く､口から覗く歯は恐ろしい程に尖り､手には鋭い爪が光っていた
『…』
｢メソォ…｣
シロナ｢紹介するわ､彼女はガブリアス…マッハポケモンと言われていて､タイプはじめん､ドラゴン｣
『が…がぶりあす…』
シロナ｢あたしの自慢のパートナーよ｣
その恐ろしい見た目とは裏腹に､シロナがガブリアスに手を伸ばすとガブリアスは嬉しそうに喉を鳴らしながらその手に頭を伸ばす
『…つ､つよそうですね』
シロナ｢ふふ…確かに見た目は少し怖いかもしれないけれど優しいし､強い…最高のポケモンよ｣
｢ギャウｯ｣
シロナ｢ほら､もっと近くで見なさい｣
『え?あ』
シロナはAの手を取りガブリアスに近づける
ガブリアスは見たことの無い少女に興味を持ち､匂いを嗅ぐように頭を近づける
『わ…』
シロナ｢ガブリアス､この子はA…仲良くしてあげてね｣
じっとAを見つめてからガブリアスはシロナから教わった少女の名を復唱するように鳴き､楽しそうに頭をグリグリとAに擦り付ける
『わぁっ……ふふっ､よろしくねガブリアス』
｢ガァウｯ｣
シロナ｢…｣
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ユキ - 等身大カビゴン雪だるまってw雪だるまの下り面白い (2022年10月26日 20時) (
レス) @page35 id: 785e1889ff (このIDを非表示/違反報告)
みずの - このシリーズに今まで出会えなかった事が悔やまれるほどに面白くて素晴らしい作品ですぅ....(泣)))ありがとうございますぅうう""" (2021年6月21日 14時) (レス) id: f49d756fab (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - パルキアの心の声？みたいなのがすごい好きで一人で笑ってます！ (2020年10月25日 19時) (レス) id: 2cbd1529ad (このIDを非表示/違反報告)
さたぽ - 人物紹介？なのかな？それがめっちゃ面白いんですがwwwww最高ですねwwww (2020年6月7日 13時) (レス) id: ac2614cbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - もしやTRPGやってます…？SAN値チェック出てくるたびに笑いを堪えてます…！ (2020年2月29日 19時) (レス) id: cf2a49dd6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒梨 | 作成日時：2020年2月10日 19時
