第25話 ページ28
ワタル｢言い難い事なら言わなくても構わないよ｣
『…すみません』
ワタル｢キミが謝ることじゃないだろう｣
ワタルは困ったように笑いながら少女の頭を撫でる
ワタル｢ところで…このポケモン達はキミの手持ちなのかな?｣
『あ…えっと､メッソンとフカマルはそうなんですけど…こっちの､パルキアがわたしにもちょっとよくわからなくて』
ワタル｢パルキア…?｣
『…しっているんですか?』
ワタル｢あぁ､もちろん…詳しい事はよく知らないが…シンオウの伝説のポケモンだろう?｣
『そうです』
ワタル｢驚いたな…何故ここに…｣
『…なぜかわたしについてきてくれてる…というかおねがいをきいてくれるんです…』
ワタル｢…｣
｢ぱるぅ｣
『ちょ…くすぐったいよ…ここへこれたのもパルキアのおかげなんです…くうかんいどう?をつかってるみたいで…』
構え構えとグリグリ(もちろん力加減はしている)Aに頭を擦り付ける
そんな様子にワタルは考え込んだ
ワタル｢…｣
『?』
ワタル｢パルキアを捕まえようとは思わないのか?…見た所､随分とキミに懐いているようだけど｣
『…わたしはまだモンスターボールをもっていないし…もってたとしてもつかまえないとおもいます』
ワタル｢…｣
『パルキアはでんせつのポケモンっていうすごいポケモンなんですよね?…そんなポケモンをおとうさまがほうっておくわけないです…もしみつかったら……パルキアにきっとひどいことをするとおもうんです…』
ワタル｢そうか…パルキアを守る為にか｣
ワタルの言葉にコクリと小さく頷くA
『あの…だから…ここでわたしたちをみたことは…だれにもいないでください…』
ワタル｢…勿論､秘密にするよ｣
『…(ﾎｯ』
｢ぱるぱるぅ!｣
そろそろ戻る頃だと､パルキアは大きく鳴く
そして徐々に淡いピンク色に光り出す
『じゃあ…かえりますね』
ワタル｢そうか…明日も､ここに来るのかい?｣
『…たぶんくるとおもいます…あ､もしかしてここにいないほうがいいですか?そしたら場所をかえるので…』
ワタル｢いやいや､そうじゃないよ…ここへ来たらまた会えるかなと思ってね｣
『え…?』
ワタル｢うん､色々話を聞いてね…もっとAと話がしたいと思ったんだ…カイリューもキミのことを随分と気に入ったみたいだしね｣
『!…はい…またあしたきますね!』
ワタル｢楽しみにしてるよ｣
『わたしもです!それでは…また!』
ワタル｢うん､また会おう!｣
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ユキ - 等身大カビゴン雪だるまってw雪だるまの下り面白い (2022年10月26日 20時) (
レス) @page35 id: 785e1889ff (このIDを非表示/違反報告)
みずの - このシリーズに今まで出会えなかった事が悔やまれるほどに面白くて素晴らしい作品ですぅ....(泣)))ありがとうございますぅうう""" (2021年6月21日 14時) (レス) id: f49d756fab (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - パルキアの心の声？みたいなのがすごい好きで一人で笑ってます！ (2020年10月25日 19時) (レス) id: 2cbd1529ad (このIDを非表示/違反報告)
さたぽ - 人物紹介？なのかな？それがめっちゃ面白いんですがwwwww最高ですねwwww (2020年6月7日 13時) (レス) id: ac2614cbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - もしやTRPGやってます…？SAN値チェック出てくるたびに笑いを堪えてます…！ (2020年2月29日 19時) (レス) id: cf2a49dd6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒梨 | 作成日時：2020年2月10日 19時
