第22話 ページ24
『…』
…
…
…見られた…?
あの時､森の中でメッソン達にいつもの歌を歌っていたら…突然パルキアが起き上がってどこかを見ていて…
振り返ったら
人…がいた
わからない､一瞬の事だったから…
パルキアが直ぐに空間移動して気付いたら屋敷に戻ってたから…
でも､目があった気がする…
ちょっと遠かったから…はっきり見えたわけじゃない
けど､真っ直ぐこっちを見ていた気がする…
赤い…髪の人……
どうしよう､パルキアのことバレちゃったかな…?
でも､木々で目立たない様になってたと思うけど…距離もあったし…
気のせい…かな
考えすぎ…?
『…』
───
今日も多分､昨日と同じところにやってきた
昨日の不安もあるけど…森の中だからそうそう人は来ないと思う(パルキアが選んでくれてるからね)
｢ぱるぅ｣
『いつもありがとうパルキア』
｢ぱるぅ!｣
毎日こうやってお屋敷から連れ出してくれる
とても優しい子だ
ガラルに帰ればこうやって抜け出す時間もなくなるな…
｢メソ…｣
｢フカフカ…｣
『だいじょうぶだよ､わたしはだいじょうぶ』
｢ぱるぅ｣
『ふふ…♪〜』
メッソンとフカマルを膝の上に乗せ､パルキアによしかかっていつもの様に歌を歌う
サラサラと森の中を吹き抜ける風が頬を撫でる
あーあ…このまま時間が止まればいいのに
私はこの瞬間が大好きだ
嫌な事とかそういうの全部､心の中を空っぽに出来るから
ふふ…パルキアもフカマルもメッソンも寝ちゃった
幸せだなぁ…
ｶﾞｻｶﾞｻｯ
『!』
??｢キミは…｣
『あ…』
気づけば目の前には赤い髪の男の人と､見たことない黄色い大きなポケモンがいた
たしか…昨日みた…
───
??｢やっぱり昨日の…一体キミはどこから…何者なんだ?｣
赤髪の青年はずんずんとAに近づいていく
Aは突然の事に唖然としていた
??｢フスベの者ではないな…こんな幼いのに…どうやって森に…｣
『…』
??｢キミは一体誰なんだ?｣
『ぁ…』
｢───ｯ!!!｣
??｢『!?』｣
突如パルキアは身を起こし､威嚇の吠え声をその青年に向けて叫ぶ
??｢なっなんだこのポケモンは!?危ない!こっちへ!!｣
『えっ…!?』
青年はAを庇うように手を引きマントで隠すようにする
それを見て更に吠え声を上げるパルキア
｢───!!!!｣
──
A:これヤバイのでは?
後のチャンプドラゴン使い:盛大な勘違いです
パルキア:おいオメー俺の愛し子に何してんだ??
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ユキ - 等身大カビゴン雪だるまってw雪だるまの下り面白い (2022年10月26日 20時) (
レス) @page35 id: 785e1889ff (このIDを非表示/違反報告)
みずの - このシリーズに今まで出会えなかった事が悔やまれるほどに面白くて素晴らしい作品ですぅ....(泣)))ありがとうございますぅうう""" (2021年6月21日 14時) (レス) id: f49d756fab (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - パルキアの心の声？みたいなのがすごい好きで一人で笑ってます！ (2020年10月25日 19時) (レス) id: 2cbd1529ad (このIDを非表示/違反報告)
さたぽ - 人物紹介？なのかな？それがめっちゃ面白いんですがwwwww最高ですねwwww (2020年6月7日 13時) (レス) id: ac2614cbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - もしやTRPGやってます…？SAN値チェック出てくるたびに笑いを堪えてます…！ (2020年2月29日 19時) (レス) id: cf2a49dd6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒梨 | 作成日時：2020年2月10日 19時
