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20話 ページ20

…というか何で薔薇を赤く塗っているんだろう



「つーか、薔薇は白いままでもよくね?綺麗じゃん」



え、トッポと同じ事考えてたのか、何かやだな



「こればっかりは決まりだからね、1つでも守らなかったら即首をはねられちゃうよ」



『…僕、ハーツラビュルじゃなくて良かったって初めて思った』



「え、ハーツラビュル寮生の前でそれ言っちゃうの?」



「そうだ、俺もこんな事やってる場合じゃなかった。寮長に話があるんですけどまだ寮内にいます?」



そっか、別に薔薇を塗りに来たわけじゃないもんな僕達



「ん?まだいると思うけど…ところで、お詫びのタルトは持ってきた?」



え?お詫びのタルト?



「へ?朝一で来たから手ぶらっすけど…」



「あちゃ〜、そっかぁ。それじゃあハートの女王の法律第53条『盗んだものは返さなければいけない』に反してるから寮には入れられないな」



あ、今嫌な予感してきた



『皆、一旦引き返そう、多分何言っても入れてもらえないから』



「え?でもここまで来たのに…」



その時、とてつもなく嫌な声がした



「あ!君!あの時にスカウトしようとした子だよね?陸上部に入る気になったか!?」



『早く引き返そう!!!まだ僕は死にたくない!!』



「え!?いやちょっ…押すな押すな!!」



畜生あの人ハーツラビュル寮だったのかよ!!



「す、すみません先輩!それでは俺たちはここで失礼します!」



「今度はタルトを持ってきてね〜」



え?ケイト先輩あの陸上部の人について何も言わないんだけど!?



というわけでそろそろ授業が始まる時間になるので僕達は逃げながら教室へ行った



『はぁっ…はぁっ…に、逃げきれた…』



「お、お前…あの先輩にやたら気に入られていたな…俺も陸上部に入るつもりだったんだがやめようかな…」



「いや、多分デュースは大丈夫じゃないかな」



「…何で朝からこんなに疲れるんだよ…」



僕も疲れた、皆に合わせて走るのが



僕はメタルスライムだぞ?その気になれば一瞬で教室へ行くことなんて造作もない



だけどそんな事したら異様な目で見られるじゃないか



「1時限目は魔法薬学だな」



…どんな事するんだろうな、ちょっと緊張するな

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カド松(プロフ) - 4話でチルノを思い出した(そんなことよりおうどん食べたい) (2021年1月23日 7時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
アギロホイッスル - スペクタクルショーで散々メタスラ達を呼び出した旅芸人は私です。すみませんでした。 (2020年10月12日 13時) (レス) id: 0eb0a2954a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - お星様が赤くなりました!ありがとうございます! (2020年8月14日 12時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 遅くなりましたが、過去最高6位ありがとうございます! (2020年8月9日 20時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 名無しくんさん» すみません、moleって色んな意味があるらしいですね…この小説では「ほくろ」という意味で使っています (2020年8月8日 23時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゆゆ | 作成日時:2020年7月24日 12時

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