11話 ページ11
とはいっても、さすがに学園長の言い分は分かる
魔法が使えない女子？たった1人の女子生徒？そんなの絶対絡まれるに決まっているじゃないか！
ちなみにこれはユウにも当てはまる話らしい。という事は2人で男だとバレないように振る舞わなければいけないのだ
『…分かりました、学園長。女だとバレないように頑張ります』
「よろしい、グリム君もこの事は秘密にするように！」
「分かったゾ！絶対に言わないんだゾ！」
それ口が軽い奴の常套文句だぞ
「それではまた明日」
そう言って学園長は去っていった
『…とりあえず、どうする？もう寝ちゃう？』
「オレ様、Aの話聞きたいんだゾ！」
「あ！私も！」
…ああ、そういえば2人にはまだ言ってなかったか
『…そうだね、ちょうど2人に話しておきたい事があったんだ』
同じ異世界からの人間って事でこれまでの事を2人に話した
自分はメタルスライムであること、メタルスライムからは高価な薬草と魔法石がとれること、身体能力はメタルスライムであることなど
「なるほど、そんな事が…」
「まるで夢みたいな話なんだゾ！」
『夢じゃないんだなぁこれが、だから2人にも協力してほしいんだ。死にたくないからね』
ぶっちゃけ死ぬというのは2番目に最悪な展開である。1番最悪なのは研究者に拉致られて死ぬまで身体を調べられることだ
「…Aも大変なんだね」
『まあ大変なのはお互い様って事で』
「ふなぁ〜…オレ様もう眠たいんだゾ」
時計を見るともうすぐ日付が変わりそうだった
『もうこんな時間か、じゃあ寝るか、おやすみ』
「うん、おやすみ」
こうして僕達はベッドに入って眠ったのである
その日、僕は夢を見た
…わけでもなく、普通に寝て普通に起きた
目を開けるとそこにはグリムが追い出したはずのゴーストがいた
「おやぁ？随分起きるのが早いね？」
「そんなに俺達と遊びたいのかい？」
「フゴフゴ」
いや三人目喋れよ
『…ああ、昨日のゴーストさんか。そんなに早いですか？』
「今、朝の6時だぜ？」
…結構早めに起きちゃったのか
『じゃあ僕朝ごはん作ってくるから1時間後くらいに2人を起こしてくれます？』
2人はまだ寝てるようだった
「おう、分かったぜ」
「フゴフゴっ！」
いやだから喋れよ
1時間後にグリムの悲鳴が聞こえたのはまた次の話である
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カド松(プロフ) - 4話でチルノを思い出した（そんなことよりおうどん食べたい） (2021年1月23日 7時) (
レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
アギロホイッスル - スペクタクルショーで散々メタスラ達を呼び出した旅芸人は私です。すみませんでした。 (2020年10月12日 13時) (レス) id: 0eb0a2954a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - お星様が赤くなりました！ありがとうございます！ (2020年8月14日 12時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 遅くなりましたが、過去最高6位ありがとうございます！ (2020年8月9日 20時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 名無しくんさん» すみません、moleって色んな意味があるらしいですね…この小説では「ほくろ」という意味で使っています (2020年8月8日 23時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2020年7月24日 12時
