少女の先輩 ページ8
部屋を出ると、そこにはリリア先輩が逆さまの状態でいた。
逆さま…重力どこいった?????
ファンタジー世界だからオーケー…?
今の私の表情は間抜けだろうな…
A「おはようございます。リリア先輩」
リリア「おぉ…この学園には珍しい先輩を敬うタイプじゃ。いい子すぎて笑えてくるわ。」
A「いい子だなんてそんな〜!こう見えて家では結構ダメな子だったんですよ?」
リリア「ほう?出会って1日目のわしがいうのも変ではあるが…しっかりしてそうに見えるがのう。」
これが全くダメなんだなぁ〜
リリア「まぁ良いじゃろう…そうだ、そろそろマレウスも準備を終えているだろうし一緒に学園に行くのはどうじゃ?そなたならマレウスと良い友人となれるじゃろう。」
マレウス先輩?入学式に来てなかった人だったよね?
仲良くなれるといいなぁ〜!
リリア「あやつとは長年の付き合いじゃ」
長年?18歳じゃないの?
A「そうなんですか?仲が良いのはとても良いことだと思います!」
リリア先輩は目を細めて…
リリア「お主にそういう友は居たのか?」
A「もちろんいましたよ!私は弓道部に入っていて…二年生の先輩がすごかったんです!憧れてました。私の通っていた学校は女子校だからみんなで楽しく部活して…」
リリア「お主…女子校に通っておったのか…一言しか学園長は連絡してこないわ…話し合いが必要じゃな」
…聞かなかったことにしよう。
A「それで…寮長はどこに?」
リリア「そう焦らずとも来るぞ」
リリア先輩はとある方向に目を向ける
コツコツと足音が聞こえてくる
そこに立っていたのは…ツノの生えた綺麗な人だった。
マレウス「ほう…学園長やリリアが言っていたのはこの者か。」
とっても綺麗…ペリドットのような瞳
濡羽色の髪
すごっ!顔面偏差値高い!
A「おはようございます。寮長。」
私にできる精一杯の綺麗なお辞儀をする。
マレウス「…おはよう。」
顔をあげると少しムッとしたような寮長。
寮長という呼び方が気に入らなかったのかな?
A「マレウス・ドラコニア先輩ですよね…?私は女なのでご迷惑をお掛けすると思いますがよろしくお願いします!」
そうしてもう一度お辞儀する。
リリア「…本当にこの学園に選ばれた者なのか怪しいくらい良い子じゃな…」
リリア先輩とドラコニア先輩は目を見開いていた。
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作者名:レインボーローズ | 作成日時:2021年9月11日 12時