ツイステの世界で想い見つけたい少女 (ページ6)

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少女の寮ページ6

厳かな雰囲気を持っている館？が姿を現す。

ここがディアソムニア寮…

私からすれば寮よりも重要なことがある。

この学校がナイトレイブンカレッジ、ということは分かっているけど、どんな学校なのか？場所は？

家に帰らなきゃいけないのに…

私たち新入生が通されたのは談話室。

緑色の炎…？花火みたいに色を変えてるのかな？

でもそれにしては……

？「…マレウスは散歩か？まあよい、自己紹介とするか。わしはリリアじゃ。このディアソムニア寮の副寮長を務める、リリア・ヴァンルージュじゃ。」

リリア先輩ね。覚えた。

？「新入生は自分で交友を深めるが良い。解散としよう。…あぁ、そうじゃ。お主は残るように。」

リリア先輩は私の前に立ってそう言った。

ぞろぞろと私以外の新入生は部屋の場所を確認して談話室を出て行った。

リリア「…さて。お主を呼び止めた理由は、分かっておるな？」

私、何か問題を起こしたのでしょうか？

A「…分かりません。ここはナイトレイブンカレッジという学校ということ、学園長はディア・クロウリーという名前で、ファンタジー世界ということくらいしか…そして、この学校のことについては同じ寮の先輩に聞くといい、という学園長の指示です。」

リリア「ほう？学園長は何も教えなかったのか。まずここはナイトレイブンカレッジ…男子校じゃ。そして魔法士の卵が集まる学び舎。ツイステッドワンダーランドきっての名門校…とでもいえば良いか。そしてこの学校に入学できるのは闇の鏡というものに認められたものだけじゃ。学園長は扉を使って呼び寄せて馬車が迎えに行く、というものじゃ。」

…男子校？扉？

なんとなくは理解した。

A「説明ありがとうございます。」

リリア「よい。わしが言いたいのはお主…女子であろう？」

A「はい。フードは被ったままでしたが…分かりやすかったのでしょうか？」

リリア「まだわしと…ヴィルくらいなら気づいていそうじゃな。じゃがバレるのは時間の問題じゃ。ここには鼻が利く者が多い。」

鼻が利く…？そんな人いるわけ…あ、ここはファンタジー世界。なんでもありだ。うん。

リリア「そういえばお主、名はなんという？」

…

A「…如月A。ファミリーネームは如月。Aと気軽に呼んでくれると嬉しいです。」

慣れた挨拶。

ここが異世界でも学校でもきっと変わらない。

きっと。