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少女のクラスメイト ページ14

A視点



朝起きて、私は1ーCの教室へ向かう。

…セベクさんも一緒に。


護衛はいらないって話ではなかったの?



セベク「今日から本格的に授業が始まる!くれぐれも若様の顔に泥を塗るような真似はするな!」


若様…ドラコニア先輩はとても慕われているんだな


A「もちろん、言われなくてもそうするつもりだよ!セベクさん、もしかして私に負けたりしないよね?」


くすっ、と笑ってみる


セベク「もちろんだ。この僕が人間ごときに負けるわけがないからな!」


そう言って、セベクさんと別れる。



とにかく私が今どうにかしたいのは…



このクラスの人たちのこと。



私のことをチラチラと見てきたり、女子がいる、と騒ぎ立てたり……



はぁ…


と、心の中で話していると



生徒1「おい!オメー女子だろ?帰れよ、ここは男子校だぜ?」


生徒2「そうだそうだ!かわいい可愛いオンナノコは家に帰ってな!」



生徒3「おいおい、相手は女子だからな?ちょっと優しくしてやらないとカワイソーだろ?」


A「えっ…私は、確かに女子ですけど…」



生徒2「おうちに帰ったら〜?ここは男子校なんだよ。か弱いひ弱な女子は帰れ。ここではな、強いものに従うんだ。お前は弱い。帰れ!」



私が…か弱いかぁ。


つい先日シルバー先輩に勝ったのに…もしかしてシルバー先輩、手加減をしてくれたのでしょうか?
やることは一つです


A「皆さん、私のことをか弱い女子だと思っていらっしゃるの?…ふふっ。そこまで弱くないよ?だって…ね?」



その瞬間、さっきの3人に飛びかかる。


3人は驚いて、固まって。



気がついたときには、もう遅い。



3人とも地面とお友達になりました。



A「女子だから、と。見くびるとどうなるか…分かりましたか?」



にっこり、そう効果音がつきそうなくらいの満面の笑み



そして…1ーCのクラスの人たちは思った




女子…怖ぇ。怒らせないようにしよう。



でも、可愛い。お近づきになりたい!!!







と。

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作者名:レインボーローズ | 作成日時:2021年9月11日 12時

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