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少女と手合わせ ページ11

セベク「お前は人間だからだ!!」



いや……うん。



A「まぁ、何でもいいですけど。寮までありがとうございました。セベクさん。」



セベク「待て!人間!若様とリリア様にこのあと来るように言われている!!!それを無視するのか!」



声でかい…


A「行きますよ〜!でも先に寮服に着替えたほうがいいかな、って思ったんだけど…」


さりげなく1人にさせて、と言ってみる



セベク「そうだな!!!」


部屋の前で解散してくれた…良かった〜




部屋に入って私は1人考える。


この学校…個性の殴り合い過ぎない????



そこらへんでケンカを見かけたし…


先生も結構クセ強め…


目立たない生徒になろう!うん!



そしてドアを開けて談話室に入ると…



セベク「遅いぞ、人間!!!」




A「すみません。遅れてしまって。」



マレウス「別に構わない。今日はどうだったか?」



どうとは????



A「あの…えっと。私に護衛は必要ないと思いますよ?」



ドラコニア先輩とリリア先輩は目を見開いていた。



シルバー先輩とセベクさんは…目をパチパチさせている。


A「あの、私は剣道、柔道は習っていたので…多分大丈夫だと思います。」


超心配されてる…なら。


A「私と手合わせお願いできますか?」


リリア「ならばシルバーが適任だろう。」



私たちは外へ出て木刀を持つ。



ドラコニア先輩は期待の眼差しを向け…


セベクさんは…睨んで…


リリア先輩は…微笑んでる。




リリア「よーい…スタートじゃ!」


ここからリリア視点



その瞬間、シルバーが素早く飛び込んでAの鳩尾に当てようとした。



しかしAはこれをかわし、バク転。


その後シルバーが攻めの姿勢を見せてもずっとAは逃げるだけ。



開始から15分ほど経ったそのとき



Aは駆け出した。


一気に飛び上がり、シルバーの首に木刀を優しく当てた。



シルバーは少し…女子だから手加減したのか…?無意識か?



Aは…息一つ乱れてない、か。


そこが知れず恐ろしいやつじゃな。



マレウスなんか楽しそうに見とった。



でも…あやつ、何を考えてあの手合わせを??


まぁ良い…


まだわしらが見えていない部分…それが見えてから、じゃな。

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作者名:レインボーローズ | 作成日時:2021年9月11日 12時

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