おまけーF side ページ25
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「ねぇ、前に玉も言ってたけど…これって実体験なの??」
雑誌撮影の合間
末っ子コンビに何やら北山が質問攻めにあっている
8枚目のアルバムに収録された北山の作詞作曲の曲についての話らしい
北山の作る曲はどこか懐かしく、癖のあるメロディーとリアルで重めな歌詞で聞けば聞くほどに魅力を感じるものばかりだ
ふと声のする方へ視線をやると北山と目が合った
「んー、ヒミツ〜」
「えっ?ヒミツとか狡くなーい?」
「教えてよー!」
ニカと健永がギャーギャーと騒いでいるがそんな事はお構い無しにいつも通り北山はソファに横になり暫くすると眠ってしまったのか可愛らしい寝息が聞こえて来た
「ねぇ、ガヤさんはどう思う?君ナシってミツの実体験かな」
「さぁ?どうだろうね?」
「強火藤北担としてはあの大サビは絶対ガヤさんに向けての言葉だと思うんだよね!」
強火藤北担って……
何故か自信満々、興奮気味に話す健永に自然と笑みが溢れる
″―僕の半分は君だから
付いて来てくれないか―″
あの日北山が言ってくれた言葉
環境がガラッと変わることに不安で押し潰されそうになって
北山に会いたくなって
向こうの都合なんてお構い無しに押し掛けたあの夜
今も俺の中で大切でかけがえの無い思い出
あの夜がキッカケとなって今北山と同じ気持ちを共有出来るんだ
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2019年8月23日 23時