155 2人きり ページ24
――高田side――
今日は待ちに待った静岡出張…
藤ヶ谷さんも途中で帰るから、夜は裕太さんと2人きり。
この間の事で私のこと女として見てくれてるのはわかった。
嬉しかった…あの人の熱が伝わってきて
私はどうなってもいいって思えたの。
彼女の邪魔さえ入らなかったら、、、
私は裕太さんと結ばれていたのに…。
藤「高田。ちゃんと仕事しろよな。浮かれすぎて失敗とか許されないから。わかってるな?」
『わかってますよ。仕事はちゃんとしますって。』
藤「まぁ、ちゃんとするなら……その後は自由だしな。多目に見るよ。」
藤ヶ谷さんって私のこと応援してくれてるんだよね?裕太さん、彼女いるのに…。何とも思わないのかな?
『…特に何もしないですよ。会食が終わったらのんびり部屋でくつろぎます。』
藤「玉森くんと?」
『…///そんなわけないでしょ。何言ってるんですか!』
藤「俺、変なこと言ったかな?別に玉森くんとイチャイチャなんて言ってないから。」
いや、そんな感じでしたよ…
斜めの席に座ってスヤスヤ眠ってる裕太さん。
寝顔も可愛い///綺麗な顔立ちなんだよね。
彼女は毎日この顔見てるんだ…
羨ましすぎるよ。裕太さんを独り占めできるなんて。
藤「爆睡してるね。昨日は早く帰ったのに。
あんまし寝なかったのかな?
…2日間会えなくなるから、頑張っちゃったのかもね。」
頑張るって?
あぁね、彼女と頑張っちゃったって事?
考えたくもない。
『仕事で疲れてるんですよ。』
藤「じゃあ、今日の夜はゆっくりさせてやるんだぞ。…ムリに連れ出すのはやめとけ。いいな?」
『……………はいはい。』
藤「…………ハァーッ。」
気のない返事しかできなかった。
だってこんなチャンスないんだもん。
大好きな裕太さんと長い時間過ごせるんだよ。
誰にも邪魔されず2人なんて、もうないし。
プロジェクトが、終わったら会う事だってなくなる…
もう私に時間はないの……
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作者名:yuna | 作成日時:2018年7月22日 8時