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手加減?なにそれ美味しいの? ページ9

過去を知っているのなら、私は彼らを斬る。

随分と昔から決めていたことだ。

たとえ若くても、容赦はしない。

私は無線を切り、鞘から刀を抜く。




桐鳥「真選組局長補佐、桐鳥A…………」



またの名を……と、言いかけてやめた。

こんなことは、誰にも知られちゃいけない。

?「まぁ待て。まだ目的を話していないぞ。」


?「私たちの目的は









桐鳥A局長補佐、あんたを真選組から切り離すことだ。」


桐鳥「………………で、手っ取り早いのは私を殺すことか。」

あぁそうだ、とでも言うように私に刃を向ける。
焦るとでも??誰が焦るもんか。

?「一斉に………………かかれぇっ!!!」

「はぁあぁあああああああぁあああ!!!」


桐鳥「御用改めである!!!!
真選組局長補佐、桐鳥Aだ!!!!
神妙にお縄につけぇえ!!!!」



右から左から、いろんな角度から刀が振りおろされる。その前に私は、彼らの腹を回転しながら水平に斬った。

紅色が舞い、私の肌を染める。

「ひぃっ!!」
「なんだこの女!!あんだけの人数をっ」
「10人くらいはいたよな!?」


人数なんてどーでもいい。

ただ粛清するだけ。

降りかかる火の粉は振り払わなければ。

私にとっての火の粉は



攘夷志士。









桐鳥「ほら、おいで!」

「っ、、うわぁあぁあああ!!!」


攘夷志士の1人が刀を振りかざし向かってくる。
他の人たちもそれに続いて襲い掛かってくる。


桐鳥「…………………チョロ」


次々と襲い掛かってくるやつらを無言で斬り伏せる。

彼らは呻き声をあげて、次々と倒れていく。

紅い湖、増える一方の屍。





?「素晴らしい………………………」

桐鳥「後はあんたとそこのやつらだ。」




ざっと150人を、150の生命を葬った。

息切れはまだマシ。大丈夫。


そう思った矢先に




乾いた発砲音が







桐鳥「……………え、」









私の腹に、激痛が走った。




桐鳥「がふっ…………………!」

口の中に広がる、鉄の味。
私は思わず、片膝をついた。

?「どうやら、当たったみてぇだな。」

そいつは私に小型の銃を向けていた。

たぶん、私は打たれたんだ。




始めて、打たれた。


こんなに、痛いんだ。

戦場に、出向いたことはあった。

打たれたのは、始めてだ。

そうか、こんなにも、痛いのか。





なぜか冷静だった私は


打たれた腹を押さえながら







愛刀を、構え直した。

ゲームクリア?→←ゲーマーだって、隠したいことがあるんです。



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エルマロ(プロフ) - 続きが気になる… (2020年6月6日 12時) (レス) id: 4f30ca6216 (このIDを非表示/違反報告)
エルマロ(プロフ) - 面白いですね!更新頑張ってください! (2020年4月29日 13時) (レス) id: 4f30ca6216 (このIDを非表示/違反報告)
#性別行方不明 - ご指摘ありがとうございます!!!小五郎になってましたね、申し訳ございません。 (2019年4月29日 15時) (レス) id: c7972307f2 (このIDを非表示/違反報告)
ノーマン愛してる - 小太郎です (2019年4月25日 20時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:#性別行方不明 | 作成日時:2019年3月31日 19時

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