局長補佐はゲーマーです。 (ページ24)

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ゲーマーさん、調査しますページ24

あれから数日後

神楽「A！？なんでここにいるアル！？」

桐鳥「あれ、いちゃダメ？」

神楽「そんなことないネ！！むしろ大歓迎アル！！！」

桐鳥「ごふぅっ！？」

大歓迎とは言っているが手加減なしで抱きついてきた神楽ちゃん。

新八「でも、なんで万事屋に？？しかも用事が僕達にあるって…」

そう、私は今、万事屋に来ている。

しかし、銀時さんには席を外してもらい、
2人だけに依頼しようと思っている。

その内容は、あの人に知られてはいけない。

桐鳥「真選組局長補佐、桐鳥Aとして依頼する。2人には、私と共に1つ仕事をして欲しい。」

桐鳥「内容は簡単。銀時さんの言動に、怪しいと思ったことがあれば、私に連絡して欲しい。」

神楽ちゃんの目が……
ちょっと殺気出してるよね……？

神楽「なんで銀ちゃんのこと…
桐鳥「ごめんね神楽ちゃん。でも仕方ないことなの。」

これは、ちゃんと理由を話しておかなきゃ。
2人はきっと納得してくれない。

桐鳥「真選組内で、銀時さんが疑われてる。」

新八「んなっ…………！？！？
桐鳥「最近、桂小太郎が過激派になってきていること、知ってる？」

桐鳥「そのことで、銀時さんが内通者として疑われてる。」

こうなってしまったことに謝罪をし、私はなぜ彼が疑われているのかを説明した。

先日の訪問内容といい、行動といい、桂小太郎となんらかの関係があってもおかしくない、と言われたのだ。
これには、私も大した反論はできなかった。
確かに、なぜそんなにも私たちや桂小太郎の行動を聞いてくるのか。
その疑問が多くの真選組隊士から上がり、やむを得ず調査する羽目になったのだ。

桐鳥「ごめん、止められなくて。」

神楽「Aは、銀ちゃんの味方アルか？」

桐鳥「味方じゃなかったら、あなたたちには頼まないよw」

きっとこれは、銀時さんも勘づいてるはず。
聞こえてたなら、真選組屯所に来ると思うし。

新八「………わかりました。怪しいと思ったら連絡すればいいんですね？」

桐鳥「うん。………ごめんね。」

新八「いいえ。いつもお世話になっているのは僕らのほうです。ね、神楽ちゃん。」

神楽「………怪しいことしてたら、すぐ連れてくネ」

桐鳥「っ………ごめん、ほんとに、ありがとう…！」

新八「えぇえぇえ！！？なんで土下座！？」

神楽「あーダメガネが泣かせたー」

将来、この子たちはいい子になる。

そう確信した、昼下がり。