でれかたさん ページ18
沖田さんと共に会場へ戻れば、近藤さんを始めとする多くの隊士が泥酔していた。
しかもほとんど裸。
大人なんだからしっかりしろよ、と叫びたくなった。
まぁ叫べるわけないんだけど。
沖田「…………桐鳥、これアンタにやりまさァ。」
ほろ酔い状態、というのだろうか。そんな感じの私に先ほどの酒瓶を差し出してきた。
桐鳥「え、いいんですか?」
沖田「俺にはちっとばかし弱ぇみたいでさァ。アンタこれ飲みやすいんだろィ?」
確かに、これは飲みやすかった。
花の香りがするのも初めてだったため、私はありがたく頂くことにした。
桐鳥「…………じゃあ、ありがとうございます。」
沖田さんは満足したかのように微笑んで頷けば
どこからか筆を取り出して泥酔する隊士の顔にラクガキをし始めた。
桐鳥「沖田さん」
沖田「あ?」
桐鳥「…………なんで、隊長呼びはダメなんですか?」
沖田「気分でィ。なんかムカつく。」
桐鳥「クスッ………ありがとうございます、沖田さん!」
沖田「礼を言われる覚えはねェなァ。」
知ってるぞ。沖田さん、あなた近藤さんに相談したそうじゃないですか。
最近、私がよそよそしいって。
「沖田さん」から「沖田隊長」になってるって。
仕事の時は仕方ないけど、隊士がいないところでも隊長呼びだからなんかあったのかな!?
って不安になってたりしてることも。
山崎さん情報で知ってます。
その時、起き上がる人が1人。
土方「き、りとり…………?」
隣に来い、と言うように、起き上がった人、土方さんは手招きしていた。
よかった。土方さんは脱いでないね、うん。
彼のお隣に座れば
土方「ぅん………ねみ………」
と、肩に額を擦り寄せてきた。
でっ………………………
デレ方さんだーーー!!!!!
何!?最近(というかいつも)社畜状態だったから!?それともただ単に甘えたさん!?
土方「ねみぃ…………」
桐鳥「土方さーん?大丈夫ですかー?」
土方「ん、なに、が?」
あ、ダメだこりゃ。
沖田「ぉい土方さん、抜け駆けは禁止ですぜィ」
土方「………………………………」
沖田「………………寝やがった、」
桐鳥「ちょ、沖田さんそのバズーカはしまいましょうか!!」
珍しいデレ方さんを彼の部屋に運び、沖田さんと少し話した後、私も眠りについた。
もちろん、土方さんのことはお姫さま抱っこで運びました!
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エルマロ(プロフ) - 続きが気になる… (2020年6月6日 12時) (レス) id: 4f30ca6216 (このIDを非表示/違反報告)
エルマロ(プロフ) - 面白いですね!更新頑張ってください! (2020年4月29日 13時) (レス) id: 4f30ca6216 (このIDを非表示/違反報告)
#性別行方不明 - ご指摘ありがとうございます!!!小五郎になってましたね、申し訳ございません。 (2019年4月29日 15時) (レス) id: c7972307f2 (このIDを非表示/違反報告)
ノーマン愛してる - 小太郎です (2019年4月25日 20時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:#性別行方不明 | 作成日時:2019年3月31日 19時