113話 ページ19
崖から少し離れると自来也さんは私を担ぎながら木に登り、枝の所に止まり私を下ろした
自「すまんのぉ、アマツマ」
「別に構いませんけど、なんで急に逃げたんですか?」
自「それがのぉ…ナルトが呼び出しおったのは、ガマブン太という荒くれ者のガマの親分でのぉ 用もない時に呼ぶと不機嫌になるんじゃ ほれ、見てみろ」
そう言って自来也さんが指指す方を見ると山のように大きなカエルが崖から飛び出てきた
ブン太「じぃらいやぁぁああ! どこにおるんじゃァァあああ!」
『うわぁ…チョー怖い』
しきりに自来也さんの名前を呼んだあと、急に飛び跳ね始めた
「でも、一応は口寄せの術ができましたね」
自「そうじゃのぉ、あとはナルト次第じゃな」
「ですね」
これで私もお役御免かな、と思った矢先
自「ところでお前さん、ワシに何か聞きたいことがあるんじゃないのか?」
そう言って自来也さんは私を見る、私は少し間を置いてからある質問をした
「大蛇丸について知ってることを教えてくれませんか? あの人が抜け忍になった理由を」
自来也さんはまるで待っていたかというように淡々と話した
自「そうさのぉ……大蛇丸は、ワシともうひとり、綱手という奴がいて、ワシらは木の葉の伝説の三忍と呼ばれておった」
伝説の三忍、暁でも話に出るくらい有名だ
自「しかし、戦争が終わってから大蛇丸は変わってしまった 大蛇丸は不死の研究に没頭し、果ては人体実験にまで手を出したのだ」
「人体実験…なぜそんなことを」
自「アイツは忍術を全て知り尽くしたいと言っておったわい じゃがそれには時間が短すぎるとも言っておった……とまぁ、ワシが知ってるのはこれくらいかの」
「そうですか…」
暁でも、大蛇丸について聞いてみたけど やっぱり不死の研究をしてたのは同じのようだ
わたしは立ち上がり、帰ることにした
自「もう行くのか?」
「はい、聞きたいことは聞けたので それではナルトのことお願いしますね」
自「おう! このガマ仙人に任せておけば間違いなしよ!」
わたしは一礼して、その場を去った、帰り際に「そこかァァァァあ!」という声が聞こえたけど…大丈夫だろう
『とりあえず、一旦帰ろう そして月光さんが殺された現場を見に行こう 何か分かるかも』
そう思ったわたしは急ぎ足で帰宅し、ハクちゃんに月光さんの現場を教えて貰って直ぐに向かった
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作者名:溝呂木 | 作成日時:2019年9月14日 19時