137話 ページ44
宿場町での騒動から翌日のお昼、わたしと鬼鮫さん、イタチさんはやっとの事でアジトに戻った
「〜〜〜ッ! やっと、着いたぁ〜!」ドテッ
イ「おいおい、まだ玄関にも入ってないじゃないか」
鬼「服が汚れますよぉ?」
「だってぇー…疲れたんだよ〜」
すると、アジトの扉が勢いよく開き 中からたくさんの人が飛び出してきた
皆「Aーッ!おかえりーッ!!」ドタドタドタ
気がついた時にはみんなにわちゃわちゃにされた
小「Aちゃ〜ん♡ もう! ずっと会いたかったよー!」ほっぺスリスリ〜
飛「A〜! 会いたかったぜぇー! 」すりす
小「お前は触るなぁッ!」スパーンッ
飛「ヘブッ! な、何しやがんだ!」
ト「二人とも! ずるいですよ! ボクもボクも!」
デ「トビ、テメェ! 後輩が先走ってんじゃねぇ!」
鬼「皆さん…お気持ちはわかりますが、わたし達は任務帰りなんですよ?」
鬼鮫さんの話をガン無視でみんなはわたしをわちゃわちゃする するとリーダーが現れ声をあげる
ペ「鬼鮫の言う通りだ! みんな少し落ち着け 特に小南! まずはAを…」
小「あ?」ゴゴゴゴゴ…
ペ「……さ、さきにやすませてはいかがでしょう?」
小「……それもそうね」
『リーダーがさらに尻に敷かれてる…』
「小南お姉ちゃん、リーダーをいじめたら可哀想だよ あと飛段お兄ちゃんにも!」
飛「そうだそうだ! Aはみんなのものだぞ! テメェだけのものじゃねぇんだよ!」
小「……わかったわよ、今回は引いてあげるわ」
と素直にわたしを解放してくれた
「ありがと! お姉ちゃん!」
小「( ◜ω◝ )」ふにゃ〜
「……ブッ!」笑 プルプル
お姉ちゃんの顔が今までに類を見ないくらいにふにゃ〜っとしたので思わず吹き出してしまった 周りを見ると何人かも笑いを堪えている
小「ん? どうしたの? わたしの 顔になにかついてる?」ぺたぺた
小南さんは自分の顔をあちこち触っていた、変わってないなとわたしは心の中でつぶやく
「ううん なんでもない! 気にしないで」
小「そう? なら早く荷物を部屋に運びましょ トビ
アナタが手伝ってあげて」
ト「はぁーい!」
小「角都、お風呂の準備お願いできる?」
角「あぁ…やっておこう 飛段、行くぞ」ガシッ
飛「なッ! おい! なんで俺までやんなきゃなんねぇんだよ! 離せぇッ!角都ゥ〜ッ!」ズルズル
やはり変わってないな、そう思いながらわたしは自室に向かった
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作者名:溝呂木 | 作成日時:2019年9月14日 19時