海豚が3体 ページ5
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俺は今、［七瀬]と書かれた家の前にいる。さすがにこれは…ちょっと…
「真琴の良い考えってコレ？やっぱいいよ、俺今日は野宿する」
「何言ってるの駄目だよ！風邪引くよ？もう、いいから行く！」
「ちょ、ま…そこ裏口！勝手に入っちゃあかん！」
俺の制止もさらりと笑顔で流した真琴。なんて強引なんだこいつは…！
リビングらしき所まで来ると、座りなよと言われ座る。
「いくら幼馴染でも、他人連れて家主さんが留守の時に上がるのはどうかと思う…」
「うっ…でも今俺の家お父さんの同僚同士で飲んでるし…それにAだって、そのまま外いたら風邪引くだろ」
「…何で俺にそこまでしてくれるんだ？」
「それは…」
真琴が言いかけた時、リビングの扉がスパーンと開いた。
「なんだ、真琴来てたのか。来るなら言え」
「ごめんごめん…ねえハル、この子に見覚えない？」
「ちょ、はぁ…久しぶり、ハル」
何を考えてるかわからない青い瞳が、少し遅れて見開かれる。
「おまえ…なんで…」
「はは…ちょっと海が恋しくなって…」
最後まで言葉が言えなかったのは、遙が抱きついて来たからだ。
突然の行動に俺も真琴も驚いた。
「あの時、何も言わずにどこ行ったんだ…！」
「すまん、親父の転勤が急に決まって言う暇もなかった」
「連絡も…」
「ハル連絡した所で出えへんやろ」
「親戚で集まる時も…っ全然来てなかった」
「俺は一人でいた方が気楽でええ」
「……心配した、し」
「寂しかった？」
俺がそう言うと、さらにきつく抱きしめられた。
さっきも声が震えてたし、相変わらず可愛いな遙は。
「ハル、俺は抱きつかれて嬉しいんだけど真琴が見てるよ？」
頭を撫でながら言うと、勢い良く離れた。
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天霧(プロフ) - 続きがとても気になります。更新待ってます。頑張って更新して欲しいです。気長に待ってますね (2021年12月23日 22時) (
レス) @page9 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
suzu(プロフ) - はるちゃんの漢字違いますよ〜！ (2016年11月13日 8時) (レス) id: 2cc2f010f2 (このIDを非表示/違反報告)
増子 - なまり可愛い。ぶつかったのはひょっとして凛ちゃんかな？？主が攻められるの待ってますね(( 続き楽しみにしてます!!!! (2016年10月10日 20時) (レス) id: 193e3c63af (このIDを非表示/違反報告)
天梟(プロフ) - 遙の字違いますよ (2016年9月9日 13時) (レス) id: bb605ee9cb (このIDを非表示/違反報告)
江戸川trb(プロフ) - ぽぽんさん» いえいえ〜これからも頑張ってください！ (2016年9月4日 2時) (レス) id: 568af28a5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2016年9月3日 3時
