幽体離脱したdt様と生霊のnb：２２ ページ22
「もうやだ」
楽屋の隣がちょうど開いてて、
そこに入ってすぐ言われた。
「もうウィンクしたくない」
久しぶりに見る阿部の真剣な表情。
「舘さんがぐったりしてるとこ、もう見たくない」
「……それは……ありがとうだけど、でもまた翔太にアレが憑いてるから取りたい」
「でもそれじゃ、ずっと舘さんが大変じゃん。また危ない目に会うかもじゃん！」
阿部ちゃんの声が大きくなっていく。
「それでもさ、俺が出来る事なんだから。
アレ見るだけでもうイヤだし、取らないと気持ち悪い。
……阿部にも変なの憑いたら嫌だし」
「……そういうの、他のそういう人に任せようよ」
「――素直にそういう人のとこ行くわけないじゃん」
「それでも何とかして、舘さん以外の人にやってもらおうよ。俺――」
「――俺がやってた方がスムーズに行く。スケジュールも――」
「――イヤなんだよ！もう！！」
誰もいない楽屋に阿部の声が響き渡る。
すぐに隣の楽屋のドアが開く音が聞こえて、こっちの楽屋のドアが開いた。
俺と阿部も、誰が来たか見たくなかった。
お互い黙り込んで見つめ合った。
「なに、どうしたの？」
ふっかの声。
「とりあえず2人とも落ち着こ？」
照が間に入って俺の肩を抱く。
目黒が阿部の正面に立って、阿部の視界から俺を消した。
「……ごめん……」
ちょっと落ち着いてくると言って、俺は部屋を出て非常階段へ向かった。
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Nika(プロフ) - なぎつゆさん» お気に召して頂けましたでしょうか(^-^;続きが書けたのは背中を押して下さったなぎつゆ様のおかげです。また、遅い更新にもかかわらず気長に楽しんで頂き、こちらがありがとうございますです。私にとっても思い出深い小説になりました。本当にありがとうございました！ (2021年2月17日 1時) (
レス) id: c151d8e75b (このIDを非表示/違反報告)
Nika(プロフ) - kabuさん» 優しいコメントありがとうございます！遅い更新の中、それでも楽しんで頂けたようで、本当にありがとうございます。つたない文章で恐縮ですが、また次作でも楽しんで頂けたら嬉しいです。 (2021年2月17日 1時) (レス) id: c151d8e75b (このIDを非表示/違反報告)
なぎつゆ(プロフ) - こんばんは。完結おめでとうございます…！！ここまでの長編にして下さり本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました！私にとって宝物のような小説になりました…！！ (2021年2月16日 23時) (レス) id: acb7f5a4e3 (このIDを非表示/違反報告)
kabu(プロフ) - はじめまして、作者様の小説とても好きでいつも更新楽しみにしておりました。完結おめでとうございます！本当に何回読んでも好きだなぁと思える作品に出会えて嬉しく思います…心が満たされました…！これからの作品作りも楽しみに待っています…！ (2021年2月16日 22時) (レス) id: c61abcb023 (このIDを非表示/違反報告)
Nika(プロフ) - aytuさん» 最後まで読んで頂き、またコメントまでありがとうございます……！お気に召して頂けたようで、本当に良かったです。ありがとうございます。次作はいつになるやらですが、その時はまた、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。 (2021年2月16日 15時) (レス) id: c151d8e75b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nika
| 作成日時：2020年11月7日 22時
