◆12 years after you are not alone ページ18
＿＿＿＿＿2018年、3月。
私は今、ドレスを着て千冬と隣に並んでいる。
結婚式場で、懐かしい顔ぶればかりで。
「まさか、パーちん君が一番なんてな〜」
『ね、私もびっくり』
そう、今日はパーちんの結婚式に来ている。
もちろん千冬と二人で。
式場には、元東卍メンバーも大勢いる。
その中には、一虎も。
「てかタケミっち遅くね？」
『ヒナちゃんもだね…披露宴始まっちゃうけど』
もうすぐ披露宴が始まる、というところで、
タケミっちとヒナちゃんの二人がいなかった。
「…あ、タケミっち」
『あ』
入り口を見れば、
ヒナちゃんに手を引っ張られるタケミっちの姿。
「おせぇぞタケミっち」
「早く座れよ」
『始まっちゃうよ？』
《それでは本日の主役、新郎新婦のご入場です！》
司会の言葉で、パーちんと奥さんが入場してきた。
うわ、パーちんめっちゃ緊張してる…笑
「えー…本日はお日柄もよろしく…
え…えーっと雲一つなくて…えーっと晴天で…」
「天気予報か！」
うん、ナイスツッコミだわ一虎。
「うっせぇパーちんの脳みそは干からびてんだよ！」
「ぺーやんがいつも一番ひでぇ」
「うっせぇ三ツ谷」
確かにぺーやんの言葉が一番毒あるよね。
「ぺーやん君うるさいっスよ」
「テメェらマジうっせぇ！殺す！！」
「兄ちゃんが一番うるさい」
新郎のパーちんを放って、
賑やか放題の元東卍メンバー。
「おいおい、パーちんはまだ喋ってんぞ」
「みんなひでぇよなぁ。な？タケミっち」
『確かに。パーちんの話聞いてあげないとね』
私のテーブルには、千冬、ケンチン、乾、一虎。
そしてタケミっちと、ヒナちゃん。
あの頃思えば、集まる事の無かったメンバーかもしれない。
新郎新婦のケーキ入刀が始まる、
という時に、ヒナちゃんは静かに話し始めた。
「知ってるよタケミチ君」
「え？」
「12年前の今日、こっちに帰ったんだもんね」
…そっか、タケミっちは12年前の今日、
トリガーの直人君と握手したんだ。
「すごいね…あの頃のタケミチ君は今のヒナと同い年なんだ。
待ってたよずっと。この日が来るのを。
おかえり、タケミチ君」
「夢じゃないよね？」
タケミっちは、ぼろぼろと泣き出した。
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莉子(プロフ) - 重岡ゆう毅さん» わぁ…!!楽しみにしてますね(*´∇｀*) (2022年4月2日 22時) (
レス) id: e12f476466 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - なつきさん» 続編出せてなくてすみません(^-^; 単行本を読み進めてはいるのですが、今後の展開をもう少し把握してからの方がお話書きやすくて…。内容考えてきてはいるので、もう少しお待ち下さいm(__)m (2022年1月12日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - 高校生編見たいです（ ; ; ） (2022年1月11日 1時) (レス) id: 337fb59863 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - 莉子さん» 実は本編の続編がこの夢を見ていたところから始まる予定です（´-`）.｡o０なのでここで完結、ではないので安心してください！ (2021年11月7日 22時) (レス) @page28 id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - え…夢オチ、、ってことですよね、？ (2021年11月7日 8時) (レス) @page28 id: e12f476466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2021年9月22日 21時
