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「…一ヶ月ぶりだな、A」
『うん』
集会が終わって、私は一虎の所へ来ていた。
「今日はどうした？」
『…今日、横浜の天竺ってチームとぶつかる』
「！」
一虎を真っ直ぐ見据えてそう言った。
「…オレ、言ったよな？
もう危ない目に遭って欲しくないって…」
『うん、覚えてるよ』
「ッなら、」
『私は決めたの。もう逃げないって』
台に手をつき立ち上がった一虎とは対照的に、
随分と落ち着いている私。
もう、腹括ったからかな。
『東卍からも、マイキーからも、自分からも、逃げないって決めたから。
心配してくれて、ありがとね』
「…A、」
『天竺は相当下衆いチームなの。
勝つ為なら手段を選ばない。武器だって使ってくる。
……私も、死ぬ覚悟持って挑むつもり』
私がそう呟けば、一虎は力が抜けたように再び椅子に座った。
「…死ぬなよ、A。お願いだからさ、
抗争が終わったらまた面会来てくれよ、」
『……うん』
「…もう、大切な人を失うのは御免だ」
一虎との面会を終え、
拘置所を出てぶらりと歩く。
“もう大切な人を失うのは御免だ”
そう弱々しく呟く一虎は、
今までに見たことないくらい悲しそうだった。
きっと、場地の事を思ってたんだろうな。
でも、私もそう。
東卍も、マイキーも、みんな、失いたくない。
だから私は、命を捨てる覚悟で、この抗争に挑むんだ。
そんな中、マイキーから着信が入った。
『もしもし、マイキー？』
《……》
通話が始まっても、黙ったままのマイキー。
『…マイキー？どうし＿＿＿＿＿＿』
《……エマが、死んだ》
それは、私を動揺させるのには、
十分すぎる言葉だった。
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重岡ゆう毅(プロフ) - 華まるさん» 華まるさん、ありがとうございます！ぜひ続編もお付き合いください＾＾ (2021年9月22日 9時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - らっだぁ推しさん» らっだぁ推しさん、ありがとうございます！素敵だなんて…(o^^o)明日には続編出すので、ぜひお楽しみに！ (2021年9月22日 1時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - mikkyさん» mikkyさん、ありがとうございます！12年後のお話までは少し間があるので、どんな風になっているのかは、予想してみて下さい( ´-`) (2021年9月22日 1時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - まちゃさん» まちゃさん、ありがとうございます！花言葉は色々ありますが、続きを読むとどれが正解なのか分かると思います(´ω`) (2021年9月22日 1時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
らっだぁ推し - とても素敵な作品でした！p(^-^)q続き、楽しみにしています！ (2021年9月22日 1時) (レス) @page36 id: ea31be1e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2021年9月13日 15時
