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◆87 ページ38

『…アンタら、何がしたいの。
三ツ谷がアンタらに何かした?』

「そんな睨むなよ、ちょっと遊んでただけ____」









 








灰谷蘭の言葉を遮るように、
私は顎を掴んでいる手を払い除け、回し蹴りをする。

しかしさすがは灰谷だ。
即座に腕で防いで私の脚を弾いた。

反動を上手く使い、三ツ谷の前へ降り立つ。




「…さすがマイキーの連れだな」

『これがアンタらの遊び?なら、私も混ぜてよ』

「あ?」




三ツ谷の前から数歩前へ出て、
灰谷蘭の目の前に立ち塞がる。




『これ以上三ツ谷に手出してみろ。
ここにいる全員、(みなごろし)だ』

「…!」






灰谷蘭をはじめ、周りの奴らを一通り睨んでいく。









「いーね、お前の事気に入った」

『…あ?』

「名前教えてよ」






灰谷蘭は私を見下ろしてそう言った。






『…東京卍會総長補佐、狼谷A。アンタ、灰谷蘭だろ?』

「そ。そんでオレらは横浜の“天竺”だ」





…天竺?聞いたこともない。
最近できたチームなのか?





「オレらは東卍を潰す」

『はっ、アンタらみたいな下衆い奴らに負ける訳ねぇだろ』

「…大口叩いてられるのも今のうちだぜ」




灰谷蘭は、くるりと周り他の奴らと去って行った。




「じゃあな、A。次会う時は本気で来いよ」









.









「…っ痛ぇ、」

『!三ツ谷!』



天竺が去って、すぐに三ツ谷は起き上がった。



『大丈夫!?頭見せて!』


幸い、そこまで大きな怪我ではなさそうだ。




「…ヤベェな」

『なんで横浜からこんなとこまで…』

「つーか、助かったわ。ありがとな、A」

『ううん、私は何も』



















ごめんね?一虎。
やっぱさ、危ない目に遭わない、なんて無理な話だ。

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重岡ゆう毅(プロフ) - 夜月さん» 夜月さんありがとうございます!大好きだなんて( ; ; )嬉しいです!これからも宜しくお願いしますね(o^^o) (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - Chaosさん» Chaosさんありがとうございます!更新は夜が多いですが、なるべく一日に沢山更新出来るように頑張ります^_^ (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - お餅さん» お餅さんありがとうございます!これからもからも応援宜しくお願いします^^ (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 重岡ゆうさんの小説大好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年9月11日 22時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
Chaos(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2021年9月8日 14時) (レス) id: c7227097e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:重岡ゆう毅 | 作成日時:2021年9月1日 22時

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