◆77 ページ28
「よっ」
『マイキーにケンチンじゃん、やっほ』
ケンチンは片手に袋をさげ、
マイキーはどら焼きを頬張りながら。
「お疲れ様です」
「おう千冬、邪魔したか？」
「え、いや別に…」
ケンチンはベッド横のデスクに袋を置いた。
「これ、りんご。適当にむいて食えよ」
『ケンチンでかした！！！
千冬分かるかい？これが気遣いだよ』
「だから売店で都こんぶ買ってきましたってば」
『なんでまたそれ？』
前も思ったけど病人に都こんぶって。
いやこんぶだから身体にはいいのか？知らんけど。
「最近、千冬とA仲良さげだよな」
マイキーはどら焼きを食べ終え、
じっ…と千冬の方を見た。
『それ三ツ谷にも言われた。
別に私らの気持ちが通じ合っただけなのになぁ』
「どういう事？それ。仲良くなった経緯を聞きたいんだけど」
なんだか不機嫌そうなマイキー。
仲良くなった経緯……？
『まず、私は千冬の事気に入ってる。
こんなに真っ直ぐに人を敬える人っていないじゃん？
だから、そんな千冬が大好きな場地が残した東卍を、
一緒に守っていこうねって話になったワケよ』
「んだよそういう事かよ〜」
マイキーはぼすん、と私のベッドの端に座り、
ケンチンがくれた袋からどら焼きを取り出した。
いやどら焼き入ってたんかい。
「言っとくけど、千冬、オマエにAはやんないよ」
「え？」
「Aはオレのだから」
一瞬、獲物を狙う肉食動物のような、
鋭い目つきで千冬を見たマイキー。
けれどすぐにいつものマイキーの目に戻った。
「ま、誰がなんと言おうと、
オレはAの事離さないって決めたけどね！」
「まぁ千冬、頑張れよ」
『え、なんの話？』
「(別に、Aさんの事好きとか誰も言ってねェし…)」
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重岡ゆう毅(プロフ) - 夜月さん» 夜月さんありがとうございます！大好きだなんて（ ; ; ）嬉しいです！これからも宜しくお願いしますね(o^^o) (2021年9月11日 22時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - Chaosさん» Chaosさんありがとうございます！更新は夜が多いですが、なるべく一日に沢山更新出来るように頑張ります^_^ (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - お餅さん» お餅さんありがとうございます！これからもからも応援宜しくお願いします＾＾ (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 重岡ゆうさんの小説大好きです!これからも頑張ってください!応援してます！ (2021年9月11日 22時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
Chaos(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2021年9月8日 14時) (レス) id: c7227097e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2021年9月1日 22時
