七人目の創設メンバー２【東京リベンジャーズ】

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タケミチside






「オイオイ待てよマイキー。
稀咲がクビなら当然オレも東卍を出る。
つまりよぉ、東卍総勢450人のうち元愛美愛主50人、
元芭流覇羅300人が全て抜ける。
そしたら東卍は100人に萎んじまうんだぜ？」



そうか…今の東卍は、稀咲と半間のツレがいたから、
ここまで人数が増えたんだ。



「それに、今日は来てねぇみてぇだが、
オマエの大事なAも抜けちまう。それでもいいのか？」






アレ…？
半間はAさんが総長補佐になったのを知らないのか？

それに入院してる事も、もしかして知らない…？





「構わねぇ。そもそも東卍はでかくなりすぎた」

「あ？」

「でかくなりすぎた？何言ってんだよマイキー！？
それが東卍の目的だろ！？」

「なら“聖夜決戦”をけしかけたのも、
東卍をでかくする為か？」




！！！
そうだ、千冬が全部話したから、
稀咲が裏で糸引いてた事もバレてるんだ！！





「東卍をでかくする為、お前の汚ねぇやり口に
今まで目を瞑ってきた。それももう終わりだ」

「違う！！」



稀咲は息を荒くし、マイキー君のいる方へ走り出した。



「アンタは弱ってた。大寿は東卍を脅かす存在だ。
オレはアンタの為に動いたんだ！」

「オイ！誰が前に出ていいっつったよ？」



その時、半間がドラケン君に殴りかかった。



「稀咲の話を聞けやコラ」

「テメェ！！」



その隙に稀咲はマイキー君の元へ辿り着いた。



「こんなカス共に耳を傾けるな、マイキー。
“不良の時代”を創るんだろ！？」




稀咲…まさか本気で焦ってる！？




「これから東卍はでかくなる。誰もがひれ伏す組織になるんだ。
でかくなれば必ず闇は生まれる。
オレはその闇を全て引き受けてやる。アンタを輝かせる為に！！

アンタには俺が必要なんだよ、マイキー。
オレはアンタの落とした影だ。お互いが必要なんだ。
だから考え直せ、マイキー！
綺麗事だけじゃ夢は叶わねぇんだよ！！」




稀咲がマイキーに手を伸ばした、その時だった。









　








『さっきからうるせぇよ』



　









　









Aさんの、声がした。

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