◆39 ページ40
陸番隊として東卍に入ってから暫くして、
夜、半間に呼び出された。
『こんな時間にファミレス来いって、なんなの…』
無視しようかとも思ったが、
一応半間は隊長なので指示に従う事にした。
そして、ファミレスに着いたのはいいのだが。
『…これ、どういう状況か説明してくれる？』
「お、やっと来たな？」
ファミレスに着くや否や、
何故かそこには花垣と千冬、それから稀咲の姿。
しかも千冬は稀咲に何かの破片を向けており、
半間は花垣の首にナイフをあてがっている。
「え、Aさん！？」
「アンタ、どうして…」
「オレが呼んだ。“仲間”は多い方がいいだろ？♡」
仲間？
どういう話になってんだ。
千冬が舌打ちをし、稀咲に向けていた破片を降ろした。
「…オレらがテメェらと組むメリットは？」
「黒龍の中に内通者がいる」
『…！』
黒龍……
なんで今更そのチームが話に出てくるんだ？
「時間を無駄にすんのは嫌いだ。ついて来い！」
「A、オマエも行くぞ」
半間にそう言われ、稀咲に着いて行った。
.
行く道中に、半間から詳しい話を聞いた。
弐番隊の副隊長である柴八戒の兄が、
十代目黒龍の総長、柴大寿らしい。
そして八戒は黒龍に入り、大寿を殺そうとしている。
この四人は、八戒を止める為、集まったらしい。
『(…稀咲と半間が、人の為に動くか…？)』
なんて考えても答えは出ず、
着いたのはカラオケボックスだった。
ある部屋に入ると、そこには一人の男。
この男が黒龍に潜む内通者らしい。
「絶対バレないようにしてくれよな。
バレたら俺の命ねぇからさ」
声を潜めて、その男は喋り出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1520人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
重岡ゆう毅(プロフ) - ありんこ。さん» オチはまだ正確には決めてませんが、マイキー寄りにはなるかと思います！ (2021年8月28日 18時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ。 - これってマイキーオチですか？ (2021年8月28日 11時) (レス) id: 568604ada5 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ななつじさんさん» ななつじさん、コメントありがとうございます！すみません訂正しますね(*_*) (2021年8月25日 0時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ななつじさん(プロフ) - こんばんは 面白く読ませてもらってます！誤字見つけたので失礼します お名前なのですが「稀崎」じゃなくて「稀咲」ですよー！ (2021年8月24日 23時) (レス) id: 123c3d7a14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2021年8月19日 22時
