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よく見れば、
踏み絵の際に殴られていた奴だ。
「千冬…？なんのマネだ？どけよ、千冬ぅぅ！」
「場地さん、ダメっスよ。
今ここで稀咲をやるのは、マイキー君を裏切る事です！
東卍の為に稀咲をやるなら今じゃない」
千冬、と呼ばれたソイツは、
場地に鉄パイプで殴られた。
「いい気になんなよ千冬ぅぅ！
テメーをオレの横に置いたのは、喧嘩の腕を買っただけ。
テメーの考えなんてどーでもいーんだよ」
「オレは壱番隊副隊長！！
場地さんを守る為にここにいる！！
どーしてもこの先に行くなら、オレも容赦しねーぞ！！」
10秒待ってやる、という場地の言葉に、
千冬は固まって動かない。
すると花垣が場地に突っ込んでしがみついた。
場地を止めるつもりらしい。
「ダメだタケミっち」
「え！？」
「オレは…場地さんを殴れねー」
千冬は、きっと場地の事、
本当に大好きで尊敬してるんだろうな。
命かけて守るくらいの覚悟はあるんだと思う。
…私には、そんな風に思える人、いないや。
花垣は未だ場地を押さえているが、
ふと、顔を上げてぼそっと呟いた。
「あれ？場地君を殺すのって稀咲じゃなくて一虎君じゃん」
その言葉に、耳を疑った。
『花垣、それどういう……』
花垣にそう聞くのと、
一虎が場地に突っ込むのが同時だった。
「死ね……場地……」
場地の背中には、
一虎の握ったナイフが刺さっていた。
私は思わず一虎の身体を蹴り飛ばした。
『…“人”を殺すのは“悪者”って言ったよねぇ、一虎』
「うるせぇ……どうせオマエも裏切るんだろ！？」
『っ！』
一虎が私にナイフを振りかざし、
直撃は免れたが刃先が頬に掠れた。
『っ頭冷やせよ馬鹿！！！』
再び一虎に蹴りを入れ、
今度は首にクリーンヒットし、一虎はその場に倒れ込んだ。
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重岡ゆう毅(プロフ) - ありんこ。さん» オチはまだ正確には決めてませんが、マイキー寄りにはなるかと思います！ (2021年8月28日 18時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ。 - これってマイキーオチですか？ (2021年8月28日 11時) (レス) id: 568604ada5 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ななつじさんさん» ななつじさん、コメントありがとうございます！すみません訂正しますね(*_*) (2021年8月25日 0時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ななつじさん(プロフ) - こんばんは 面白く読ませてもらってます！誤字見つけたので失礼します お名前なのですが「稀崎」じゃなくて「稀咲」ですよー！ (2021年8月24日 23時) (レス) id: 123c3d7a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2021年8月19日 22時
