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「ねぇねぇ、二年の“花垣”って何組か知ってる？」
「3組です…」
「ありがと」
一虎が手を繋いだまま、
女子生徒に尋ねると素直に教えてくれた。
「ウチの学校にあんなイケメンいた？」
「上履きの色3年生だよね？」
「隣にいたの彼女さんかな？」
そんな話し声が聞こえた。
「A聞いた？彼女だって」
『聞いたよ〜、あり得ないよねぇ』
「ひどっ、オレはこんなにも好きなのに」
ぎゅっ、と手を握る力を強める一虎。
『はいはい、離してねぇ、握り潰すよ？』
「じゃあAの指も粉砕だな」
『だから怖いって』
.
花垣がいるという3組へ向かっていると、
何やら話し声が聞こえた。
「なぁ、なんか人少なくね？」
『いやだからぁ、』
「あ、3組ここだ」
無視すんな。
そして一虎と共に3組の扉をくぐると、
「No.3の羽宮一虎だ」
という声が聞こえた。
教室には五人の男子生徒と、
黒板には何やら東卍について書いてある。
「もしかして、もう学校って終わってる？」
『私言ったんだけどねぇ』
ふと男子生徒を見ると、
この前場地に殴られていた金髪クンがいた。
…花垣って、もしかして、
「なんだテメー？見ねぇ顔だな」
「いきなりタメ口って…一応同中の先輩なんだけど」
「は？誰だよ、見た事ねぇし」
そりゃそうだ。
一虎は少年院にいたからほとんど学校行ってないし。
すると、メガネをかけた子が一虎を見て慌てている。
「首に虎のタトゥー…！やめろ、マコト！この人、」
「ねぇねぇ、花垣タケミチって知ってる？」
「タ、タ、タケミチ……でた！！
この人が芭流覇羅のNo.3、羽宮一虎だ！！」
メガネクンがそういうと、
そこにいた全員が立ち上がってこちらを見た。
「わーー！！うれしー！！
同中の一個下に東卍のやつがいるなんて！！」
一虎は私の手を離し、
花垣に向かって走り、そのまま抱きついた。
「よし、タケミチ！！芭流覇羅のアジト行くぞ！！」
『え、連れて行くの？』
一虎は花垣の腕を掴んで、
あとの奴らは放って教室を出て行った。
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重岡ゆう毅(プロフ) - ありんこ。さん» オチはまだ正確には決めてませんが、マイキー寄りにはなるかと思います！ (2021年8月28日 18時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ。 - これってマイキーオチですか？ (2021年8月28日 11時) (レス) id: 568604ada5 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ななつじさんさん» ななつじさん、コメントありがとうございます！すみません訂正しますね(*_*) (2021年8月25日 0時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ななつじさん(プロフ) - こんばんは 面白く読ませてもらってます！誤字見つけたので失礼します お名前なのですが「稀崎」じゃなくて「稀咲」ですよー！ (2021年8月24日 23時) (レス) id: 123c3d7a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2021年8月19日 22時
