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藍沢side
「A!」
Aは、意識を失った。
雪「A先生!」
「折れた骨が臓器を圧迫したか… ?
それとも…… 」
__________心臓神経症
もう既に治ったのか、
まだ治療中かは知らないが、
藤川から連絡がない今、
自分もいつ危険な状態になるか分からない…
そういう感情が、
Aを苦しめたのだろう。
俺は背中の傷を悪化させないように
彼女を抱き上げ、
瓦礫のないなるべく安全なところへ寝かせた。
雪「っ… 」
「雪村」
雪「は、はい」
「今は目の前の患者を助けよう。
Aなら大丈夫だ、あいつは強い」
とはいえ処置をしないわけにはいかず、
背中から流れる血を拭き取ってやり、
頭をそっと撫でた。
大丈夫だ。
Aは今までにも倒れたり、怪我をしたり、
その度に驚異の回復力を見せて来た。
だから、今回も大丈夫。
藤川も、きっと無事だ。
“私は、一緒に行きたい”
今日、彼女に言われた言葉が、
頭の中を巡った。
一緒に行きたいって、
言ってくれただろう?
これからも、
俺たちは、
一緒にいるんだろ?
だから、A。
どうか、無事で__________________
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重岡ゆう毅(プロフ) - EYさん» すみません、この作品に続編はないんです(>_<)楽しみにして下さっていたのにすみません( ; ; ) (2018年2月25日 17時) (レス) id: 2da3aeedd9 (このIDを非表示/違反報告)
EY - 続編楽しみにしています!頑張ってください!!! (2018年2月25日 11時) (レス) id: c47a548f03 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - yasupi88さん» ありがとうございます!頑張ります(^ ^) (2017年9月30日 20時) (レス) id: 2da3aeedd9 (このIDを非表示/違反報告)
yasupi88(プロフ) - 大変だとは思いますが、無理せず頑張ってください!楽しみにしてます (2017年9月30日 18時) (レス) id: 618b23053f (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - yasupi88さん» “凄く”とまで言ってくださって嬉しいです!とても心強いです(^^) (2017年9月28日 21時) (レス) id: 2da3aeedd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:重岡ゆう毅 | 作成日時:2017年9月20日 1時