地下世界もんすたぁず【リレー小説】

ここは暑すぎる【Rndo】 ページ8

「あうぅ………こ、ここは暑過ぎますね…」

そう呟くと、彼女はローブのフードを取り、バサリと音を立てて髪が靡く。
…まぁ、そりゃそうだ。Snowdinで過ごしている彼女はきっと暑さに弱い。その上彼女は黒いローブを羽織っているのだ。暑いに決まっている。

「ひえぇ……ここで過ごしている方々は凄いですね………ん？この音は…？」

彼女は、聞き慣れない音に違和感を覚える。
……音は空中からの様だ。
風を引き裂く様な何かが落ちて来る音…かと思ったら何かが空中に浮かぶ音…が繰り返される。

「空中に浮かぶ音………気球…とか、その辺りですかね？」

彼女は自慢の聴力を使い、聞き慣れない音の正体を探る。

「あー、はい、これ気球ですね。」

彼女は目を開ける事が無いので、写真でも撮って、後にどんな形かをPapyrusさんとかに聞いてみようと思い、出来るだけ飛んで近づき、パシャリと音を立て写真を撮る。

ｶｻﾘ

何かが動く音がする。気球に乗っている人が音を出したのだろう。

「この音……んー？聞いたことある気がするんですよねぇ…あー！そうです！kid君です！いやでも…kid君は先程Snowdinの方で見かけましたし……同じ種族、なのでしょうか？」

そう言うと、スッキリした。と言う様な顔で笑った。

「……………に、しても、やっぱり暑いですね…今日はもう帰りましょうか。」

そう呟くと、彼女は来た道を戻って行った。

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