14- THE 2nd DAY -5- ページ18
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「少年少女５枚！」
「ロクサスお金！」
＿＿たしか、ズボンのポケットに＿＿＿
そう思った俺はポケットからポーチを出そうとしたが、ポケットの中にポーチが入っていない
「あれ？ ない！」
「あん？」
＿＿落としたのはいつだ？
＿たしか、オレットからポーチをもらって、行こうと＿＿
そうだ、あれから時間は経っていないし、黒いコートを着た人に立たされるまでは何もなかった
てことは＿＿
「盗まれた！」
急いで俺は駅前広場へ戻ろうとすると「どこ行くの？」とオレットが俺を呼び止める
「俺 さっき転んだだろ？
あの時に盗まれたんだ
きっとあいつが犯人だ」
「あいつ？」
「まだ遠くへは 行ってないはず＿＿」
「おまえ 何の話をしてるんだ？」
「誰もいなかったぞ」
そう言われ、俺は驚いた
「え？ でも＿＿」
俺、転んだ後あの人に立たされたよな？
＿＿なんで？
その時、駅の中から発車の汽笛が鳴り、俺達が乗るつもりだった電車は海の方へと走っていった
「え？ あれ？」
「あぁ＿＿あ」
「誰もいなかった？」
電車が出発してしまい、諦めたハイネ達は駄菓子屋へ行き、サツキは「急用を思い出した」と言って帰り、いつものようにアイスを買って時計台で食べることにした
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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＿＿俺のせいだ、俺のせいで海に＿＿＿
「溶けちゃうよ」
そう言われボーッとしていたのか、いつの間にかアイスの角の方で雫ができ、俺は慌ててその部分だけ頬張る
「ごめんな」
「もう気にすんなって」
そう言ってハイネはアイスにかぶりつく
「でも わけわかんないよね」
「＿＿不思議」
「そうだな」
相変わらず優しいな、ハイネ達は＿＿
＿でも、気になるのは
「ソラを感じているか＿＿」
あの時、黒いコートを着た人に言われた言葉だ
＿＿なんだったんだろう
.
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＿＿回復率 ２８％＿＿＿
「ナミネ 急げよ＿＿」
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