10- THE 2nd DAY -1- ページ14
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またソラ達の夢だ
でも、今回の夢はソラ達だけじゃない
俺が昨日手にした鍵状の剣が夢に出てきたのだ
俺は思わず飛び起きる
「キー ブレード？」
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＿＿＿＿＿THE 2nd DAY＿＿＿＿＿＿
＿＿昨日の夢、何だったんだ？
キーブレードって何だ？
朝起きてからずっとそんな事を考えながらいつもの場所へ俺は向かっていた
「キーブレード＿＿」
すると地面に転がっている枝を見つけ、こんなところに落ちているとは珍しいと思いつつ、手に取り少し振り回してみる
＿＿案の定、昨日のみたいな事は起きない
「何だったんだ？」
そんな事を一人呟きながら後ろへ枝を投げた
いつの間にそこにいたのか、黒いコートを着た人に枝が当たり、枝は虚しく地面に転がっていく
「あっ！」
そして階段の下へ歩いていく黒いコートを着た人に「すいませんでした＿＿」と謝罪するが振り向くことなく歩いていった
中に入ってみるとオレットからアイスをもらい、素直に礼を言って、いつも座っている所へ座る
いつもならわいわいと騒がしいハイネとピンツにオレットが笑う光景が見れるのだが、なぜか静かで、沈黙を解いたのはピンツだった
「僕たち ずっと一緒にいられるのかな」
その言葉にオレットが「そうだといいのにね」と悲しそうに言う
「はぁ？ なんだ突然」
「いや なんとなく」
「ちょっと思っただけ」ピンツは苦笑いしながらそう言うとハイネは「まあ 実際俺は無理だと思うけどな」と案外あっさりした様子で言った
しかしハイネは「でも」と言って後を付け足す
「それは大人になれば当たり前だろ？
大切なのは みんなと何回会うかじゃなくて
みんなを何回思うか これだ」
するとピンツはハイネが言う言葉に笑い、「似合わない台詞だねえ」とちゃかすとハイネは「おまえら アイス返せよ！」と少し怒ったような声で笑いながら言った
「てか この重ーい空気はなんだ！」
「昨日の思い出泥棒のせいだよね＿＿」
するとなぜかハイネは「違うね！」とオレットの言葉を否定する
「もうすぐ夏休みが終わるから
サビシー気分になってるだけと見た！」
＿＿どういう意味だ？それ
そう思ってるのは俺だけじゃなく、ピンツとオレットも思ってるらしく、二人顔を合わせて肩をすくめる
11- THE 2nd DAY -2-→←9- キーブレード
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