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なんだか食欲が沸かなくて夕食を断ってしまった
気晴らしにバルコニーでも行こうかな
バルコニーに出て大きく息を吸う
夏の夜の匂いを肺いっぱいに入れる
ぼーっと海を眺めて彼との思い出を懐古する
ガラガラ__
安嶋「みっけ。」
安嶋「スイカ食べる？紗奈ちゃんが切ってくれたんだけど、、、食欲なかったら全然いいんだけどさ。」
「食べる」
安嶋「ここお邪魔してもいい？」
「もちろん」
安嶋「海見える？」
「うん。ほら、月の明かりが海照らしてる。」
安嶋「本当だ、こんな時間でも海見えるんだね」
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_______________________________
Aちゃんとの会話が途切れ、Aちゃんの横顔を盗み見る
その伏し目がち瞳にはあの男が映ってるの？
こんな時にも嫉妬という醜い感情が顔を覗かせてくる
「なんで私から振ったのにこんな寂しくて悲しいんだろう」
突然口を開いたAちゃんがポツリポツリと話し出す
安嶋「、、、、それはさ、それだけ2人の時間が価値のあるものだったからじゃないかな、、」
安嶋「それに誰だって人と会えなくなるのは悲しいよ」
Aちゃんをこんな表情にさせるのだからそれほど良い男だったんだろう、悔しいけどそれは認めざる負えない
ただ、最後まで愛してやれよって思うけどね
「無駄じゃなかったのかな、、そう思っていいかな」
またポツリポツリと寂しそうな表情をしながら呟く
今、Aちゃんに触れられないこの距離が物凄くもどかしい
ただここでAちゃんを抱きしめても俺の自己満に過ぎない
行き所を失った力を拳に込める
「安嶋くんいつもごめんね、付き合ってもらちゃって」
安嶋「全然だよ。」
「今日もうちょっとだけ隣にいてくれる？」
前を見つめたままそう呟くAちゃんに胸がドキリと鳴る
安嶋「いいよ」
冷静を装うのだけは得意なんだよね俺
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えいたん(プロフ) - 初めまして！楽しませてもらってます！第5話って何か理由があって公開されてないのですか？ (2021年2月17日 14時) (
レス) id: 8f70e4d35f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - Sさん» とても嬉しいです！ありがとうございます(^^)まだまだ続くので楽しみにしていて下さい！ (2020年8月7日 0時) (レス) id: c6f7e3ef47 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - いつもキュンキュンさせてもらってます！更新されるのいつも楽しみにしています！続編も頑張ってください！ (2020年8月6日 9時) (レス) id: f123ddead8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 未沙希さん» こちらこそご指摘ありがとうございます！ (2020年7月18日 22時) (レス) id: c6f7e3ef47 (このIDを非表示/違反報告)
未沙希(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年7月18日 22時) (レス) id: a1f9d0298b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2020年7月18日 16時
