俺、ベビーシッター始めます。2【YG】

【47話 最後の晩餐】 ページ48

.









『ゆんぎー、マッシュルームとグリンピース持ってきたー』


YG「おー、さんきゅ、」


『じゃ、お菓子コーナー行こう。』


YG「まぁ…、3つまでな、」


『いぇーい、』









カートを転がす俺を指しおいて、お菓子コーナーに直行したニナ。


ついこの間お菓子を買ったばっかなのに、1日で食べ尽くしてたから、

こちらとしては、もうちょっと大事に食べてほしいなとは思っているけど。








YG「…あとはー…ソースか…」








この前ここのスーパーに来た時、迷子にはならなかったので、お菓子コーナーとは反対方面へ向かう。



最初のグリンピースとマッシュルームで分かったと思うが、今日はオムライスなのだ。



そういえば、あいつがオムライスで一番決め手になるのはソースだとかなんとか言ってたの思い出すな。





…でもまぁ多分、あいつ流の理論だと思うけど。















『ゆんぎー、はい、これとこれとこれ。』


YG「…げ、これ箱買いしたし、まだ残ってるんですけど、」





お菓子コーナーから戻ってきたかと思えば、よーく見覚えのあるパッケージが目に入る。








YG「あれ、俺の好みじゃないし…



食べるやつ、お前かジョングギしかいないからな。」


『いいもん、予備だもん。』


YG「だから予備が要らないって言ってんだよ…」





あれいつ無くなるんだよ。


お前明日からいないんだぞ。


お前が海外まで持って行ってくれるんか。そうなのか。



















『もー、ニナはゆんぎの家にずっといるんだからー。



いつか無くなるって！』


YG「…」


『ほら、無視してもいいけど、とまらないで！』








ほれほれ！俺の背中をぱんぱん叩きながらアホな事抜かしてて。









無自覚でサラッと言ったことに、めちゃめちゃ深く傷付くとか…



慣れって怖いな。

【50話 また明日】→←【.】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す