【.】 ページ36
Noside
PK「…ニナちゃん、お見送りはできましたか？」
『ペクさん、』
2人が家を出たあとも、そのままぼーっと遠くを見つめていると
この家のお手伝いさん
基、ペクさんが優しく微笑んで立っていた。
『…ペクさん、パパとママ行っちゃったよ。
ペクさんはお見送り…いいの？』
PK「ふふ、わたくしはもう済ませて頂きました。
さ、お昼ご飯の時間ですよ。」
『うん、』
ペクさんから差し出された手を握り返し、居間の方へ向かう2人。
ちなみにここで１つ言っておくと、ニナはペクさんが大好きだ。
いつもどんなときでも
にこにこと笑っていて、笑顔を絶やさないペクさん。
ニナが小さい頃からお世話をしてもらっていて
泣いたときは泣き止むまで優しく抱き締めてくれたり
怪我をしたらいち早く手当てをしてくれる。
正に、2人目の母と言っても過言ではないのだ。
.
PK「今日のお昼は、オムライスです。」
『オムライス、』
PK「ふふふ、奥さまのレシピを見させて頂きました。
ニナちゃんは、奥さまの作ったオムライス、大好きなのでしょう？」
『…うん。』
ことん、と机に置かれる
デミグラスソースの半熟オムライス。
目をきらりと輝かせたニナは、すぐにスプーンを掴んで食いついた。
『…おいしい、』
PK「そりゃあ、奥さまのレシピですから。
私も結構頑張ったんですよ。」
『…うん、頑張ったね。』
PK「ふふ、ありがとうございます。」
ペクさんの作ったオムライスは、いつも母が作る物と同等で、すぐに平らげてしまった。
『ごちそうさまでした。』
PK「お粗末様でした。」
両親2人が海外へ行ってしまい、どことなく暗い気持ちだったニナは
少し、心が軽くなった気がした。
大好きなオムライスを食べたからだろうか。
『じゃあニナ、じぶんのおへやに…』
PK「あ、ちょっと待ってください。
明日からの事で、お話が…」
『…なぁに？』
自室に戻ろうとしたニナの手を掴んで、ニナを止めるペクさん。
そう、全てはこの日から。
この日、ペクさんの口から思いもよらない言葉が発せられたのだ。
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湯海(プロフ) - sugarさん» sugarさんもお話を書かれてたんですね!!憧れだなんて嬉しいです(*´∀`)私はまだまだ下の位の奴なので、私にも憧れの作者様は沢山いますよ。沢山コメントしれくれてありがとうございます。大好きです(*^^*) (2020年6月1日 19時) (
レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
sugar - 私も少し小説書いてて…でも、湯海さんの書き方、？とか語彙とかがもう大好き過ぎて一生の憧れです…後日談とかも絶対見に来ますっ！ (2020年6月1日 16時) (レス) id: a724df160a (このIDを非表示/違反報告)
湯海(プロフ) - sugarさん» sugarさん…!!泣かせないで下さい(滝涙)他の作者様も同じ様に忙しいのに沢山更新されていて、凄い(;_;)そうですね、もう少しで完結になります！もしかしたら後日談的な物を書くかもしれませんが、その時は是非読んで下さい(*´∀`)応援ありがとうございます。 (2020年5月30日 11時) (レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
sugar - 早朝にごめんなさい、、そろそろ完結しちゃうんだな、って改めて感じてしまいました…お仕事も大変でしょうに更新まで……もう少しですがありがたく読ませていただきます((( 新作でたらそちらにもお邪魔しちゃうかもです、！長文すみません…ずっと応募してます！ (2020年5月30日 5時) (レス) id: a724df160a (このIDを非表示/違反報告)
湯海(プロフ) - sugarさん» sugarさーん！暖かいコメント嬉しすぎます(*´∀`)最近は、どういう風に完結させようかなぁなんてぼーっとしてて、若干更新遅れぎみになるかもしれませんが…(;_;)完結までどうかよろしくお願いします!!! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湯海 | 作成日時：2020年4月23日 15時
