幼馴染の奇跡

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結局朝も別々で、



謝るタイミングを逃したままお昼になった。




さゆか「ため息何回目ですかー？」


私「そんなついてないし！」


さゆか「いや、ついてるし！

何かあった？吐け！」


私「いやー、ただ風磨と喧嘩しただけ。」


さゆか「なぁんだ。ただの痴話喧嘩ね。

聞いて損したわ。笑」


私「いや、それだけじゃないんだけどね、、、」




結局さゆかに思ってることを全部話した。



さゆかはため息をついて



贅沢な悩み過ぎて羨ましいわ



って言ってたけど、



焦ってもしょうがないから



とだけ言われた。




そんな時鳴った携帯。




着信：健人くん



不思議に思いながらも出てみた。



健人「昨日大丈夫だった？」



心配そうに聞いてきた健人くんに、



大丈夫だよとだけ話した。



健人「でね、今日の夜歌番組の収録あるんだけど、見にきて欲しいなーなんて。」



私「えっ？」



そう言えば前に風磨が言ってたな。



他のアーティストも出るから来いよって。




健人「大丈夫。風磨には俺から話すから。」



やっぱり健人くんにはお見通しなんだね。



悩んだけど、風磨に謝る機会かもと思って行くことにした。



健人「ありがとう！じゃあ待ってるね！」






さゆか「今度はどっちの王子様だ？


白か？黒か？笑」



私「ちょっ！笑


何その例え！笑



あっ！！さゆかも一緒に行こ！決まり！」




一人じゃ心細いし、



さゆかならいいよね。




放課後になり、



何も知らないさゆかを連れて、



説明されたスタジオに着いた。

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