30.匕首が良い JK side ページ30
※JK side
昨日、ユンギヒョンとマネージャーの話を盗み聞きしていた僕は、Aヌナが出世したという事実から間接的に振られることを予告された。
( あーそっか、僕を選ぶわけがないんだ。 )
「バレなきゃ良いじゃん。」みたいな考えの人が、あの若さで裏方のトップになれるわけがないんだから。
そして僕はと言うと、そんなヌナを好きになったわけでもない。
立場を理由に僕と付き合う事がないのなら、自ずとユンギヒョンも告白してないのに間接的に振られた事になる。
ざまぁw、なんて思ってませんよ？
うそです、1%ぐらい思いましたごめんなさい。
僕らがBTSでなければヌナのそばにいられないのに、BTSだからこそ特別になれる事はない。
なんということでしょうか。
そしてそんな中、
ユンギヒョンはカットとカラーのために何時間もAヌナを独り占めするらしいじゃないですか……
いやどんなつもりなんでしょうなうちのヒョンは。
そんなに染める必要も、カットしなきゃならない程伸びてるようにもあまり思えなかったんだけど…
きっとユンギヒョンなら「Aヌナの出世＝余計にメンバーとは付き合わない。」という答えがすぐに出るはずなのに。
しばらくヌナに会えなくて寂しかったのだろうか。
付き合えない理由が、仕事のせいで逆に燃えちゃったんですかね？
もう諦めたのかな？
こんな事を考えてるけど、僕もそれなりにダメージがでかいんですよ？
いつもなら邪魔しに乗り込もうと思うのに、ちょっと早めに会社に来たぐらいにして……
結局邪魔することになるんでしょうけども。←
ちょ、ちょっとだけユンギヒョンをからかって遊ぼうかな？なんて思ってませんって！
恋敵ですが大好きなヒョンなんです。
少し、心配してるだけです。
最近のユンギヒョンはとても荒ぶってたから……
同じ人を好きになったよしみです。
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作者名：kee x他1人 | 作成日時：2018年9月16日 23時
