目覚めた女神の吐露 ページ47
「……っ……」
ふっ、と意識が浮上する感覚があり、私は重たい瞼をそっと開けた
「あら…気が付いた？」
「せしる……？」
横に視線を遣ると、私とルナーリアの主治医であるセシリアがいた
「何か怖い夢でも見たの？泣いていたわよ？」
セシリアに指摘され、目元に触れると確かに涙で濡れていた。そして、思い出した過去夢に胸が張り裂けそうになる
「メリオダスに…魔界を出て行く相談を受けた日の夢を見たの……」
「…そう」
「おかしいよね…もう、ずっと昔のことなのに……」
昨日のことのようにはっきりと鮮明に思い出せる。私の中では、過去にできていない。"かつての私,,がずっと心に根を張って、泣き叫んでいる
"ありがとう、お母さま。＿＿＿＿＿＿大好き,,
"ありがとう、義姉上。最期に兄上と話せて良かったです,,
大切な
「っ…助けるって…そう、思ったのに…っ…シリルもリーナも…私が、殺した……！！」
壊れかけだったエヴェリーナの魂も、死に逝くシリルも、"女神の力,,を使えば生かすことなんて造作もない。けれど、"女神の力,,を使って死者を生き返らせることはしない。それは、私自身が決めた女神としての覚悟…"皆に公平であれ,,という信念に基づいた結果。それでも、後悔がない訳ではない
「私には、もう…〈
イデアールでは医師として己が持ち得る全ての知識と技術を使い、多くの生命を救った。そして、気が付けば〈
「…あなたがいたから救われる生命もあるわ。あなたは、卑下されるような女神じゃない」
セシリアにそっと抱きしめられた私は、彼女の胸元に縋り付いて泣き叫んだ
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pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» 返信ありがとうございます。また何かありましたらお教え頂けますと幸いです (2021年7月4日 20時) (
レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - ありがとうございます！今読みました。これからも面白い小説頑張ってください！応援してます！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» コメントありがとうございます。今、消しましたのでご覧頂けると幸いです (2021年7月4日 19時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 国王陛下の帰還が同じセリフがあります (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アストライアー | 作成日時：2021年7月3日 22時
