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EXILE TRIBEでのCDTV出演が終わった後に開かれる、事務所総出の新年会。
GENERATIONSのみんなと久しぶりに会える楽しい時間。
…本当なら、そうなるはずだった。
「A！」
「わ、Aやん」
「え、めちゃめちゃ久しぶりじゃない？」
ライブの後の少しだけハイな玲於と裕太くん、メンディーさんが先に私に気づく。
後ろからぞろぞろと他のGENERATIONSメンバーが近づいてくるのが見えた。
嬉しい、けど…今は嬉しくない。
私の横では可憐な微笑を張り付けた百合原先輩がメンバーを見つめている。
今日は、百合原先輩が初めてみんなと会う日。
「あれ、そっちの子は…？」
「はじめまして、百合原小夜といいます。最近事務所に入ったばかりで…ご挨拶が遅れてすみません」
「友達？」
『百合原先輩は同じ学校で…部活も同じ、だったの』
「今度一緒にドラマに出演させていただくんです。まさかまたAちゃんと演技ができるなんて…」
「あー、A演劇部だったんだっけ」
『…うん』
先輩に興味なさげな玲於に、安心してる自分がいる。
…先輩も玲於には興味なさげ、だけど。
「数原さん！お久しぶりです」
「え？えーっと…」
「龍友くん、知り合い？」
百合原先輩には、最初から龍友兄しか見えてない。
「あ、やっぱり覚えてませんよね…舞台、よく見に来てくださってたので一方的に知ってて」
曇った表情に、龍友兄が焦って何か言葉をかけていたけれど。
…聞きたくない。
「小夜ちゃんて、すごい美人さんだね」
『そう、ですね』
メンディーさんが先輩と話し込む龍友兄を羨ましそうに眺めながらこぼす。
…うまく会話、できない。
みんな先輩に注目してるから、私の態度なんて誰も気にもとめてないけど。
…いつも、そう。
輪の中心には、必ず百合原先輩がいる。
「…どした？」
『え…』
俯いていた私に後ろからそっと声をかけてくれたのは、隼。
…気づいて、くれた。
『ううん、なんでもないよ』
それだけで、十分。
なのに。
「…………ちょっと、出よっか」
『え、わ…っ』
右手を軽く引かれ、器用に人を避けていく隼の広い背中を追いかける。
…こんなに、頼もしかったっけ。
私が成長してないだけ、かな。
みんなはどんどん先に進んでいくのに、私は立ち止まったままで。
…いつになったら、みんなのところに行けるのかな。
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ゆと(プロフ) - みさっこさん» 返信が大変遅れて申し訳ないです。作品が好きと言っていただけて本当に嬉しいです！更新は遅いですが引き続き応援していただけると嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2015年8月29日 19時) (
レス) id: c51140edff (このIDを非表示/違反報告)
みさっこ - すみません、横からですが、、、笑 ゆとさんの作品とても好きです♪ゆっくりでいいので、頑張ってください。更新たのしみにしています。 (2015年7月14日 1時) (レス) id: f7a4edcd84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆと(プロフ) - すばるさん» お久しぶりです！コメントありがとうございます。書きたいことはたくさんあるんですが自分の納得のいく出来にならなくて…毎回おまたせしてしまってごめんなさい！これからも遅めの更新になってしまうとは思いますが、お付き合いよろしくお願いします。 (2015年5月21日 21時) (レス) id: 05ad7016c2 (このIDを非表示/違反報告)
すばる - ゆとさん» お久しぶりです。小説を書くことは色々と大変ですよね…。ゆっくりでいいので、頑張ってください！応援してます。 (2015年5月20日 17時) (レス) id: 818dd67184 (このIDを非表示/違反報告)
ゆと(プロフ) - ぽにょ太さん» 返信遅れてしまってごめんなさい！ずっと読んでくださってるんですね！嬉しいです。本当にゆっくりですが少しずつ更新していきますので今後の展開を予想しながら待っていただけたら嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2015年5月19日 20時) (レス) id: 05ad7016c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆと | 作成日時：2015年3月2日 14時
